冠水したアンダーパスに自動車で入ってしまったら

アンダーパス水害

大雨等の水害時に目にする状況

アンダーパスと言う単語は聞きなれないかもしれませんが、いわゆる高架下をイメージしてもらえると良いかと思います。
多くは線路下等を潜り抜ける形で作られていて、交通量の問題を解消する目的で作られている事が多いです。

アンダーパス 立体交差の方式のうち、道路を掘り下げて交差する道路の下をくぐる形にしたもの。 アンダーパスに対し、高架橋などを設置して越す形にした立体交差をオーバーパス(overpass)という。

アンダーパスとは – 日本語表現辞典 Weblio辞書

www.weblio.jp/content/アンダーパス

殆どは緩やかに坂になっている事が多く、又掘り下げて作られている分冠水時には真っ先に水が貯まる所でもありますね。

車ごと身動きが取れなくなる事も

増水したアンダーパス内で車毎突っ込み身動きが取れなくなるケースと言うのも多くあります。
一見車に乗っている事により身の安全も保障されている錯覚に陥ると思いますが、密閉された状況で水位がだんだん上がって来るようでは非常に危険です。

一定の水位に達してしまった上で車が身動き取れなくなってしまうとそこから車外に出るのも難しくなってしまうので、やはり基本として大雨は冠水の情報を耳にした際は近寄らないのが得策です。

大雨警報などが出た際の基本的な防災対策として、地下などの低い所には近寄らないと言う物がありますがこれはアンダーパス内での水害事故を回避する際にも有効と覚えておきましょう。

車のドア位まで水が来てしまうと水圧で開かない事も想定されます。
車高と同じかもしくはそれ以上に水位が上がる事は稀だと思いますが、そうなってしまうと屋根の上に退避して救助が来るのをじっと待つのみとなってしまいます。

作りが浅いアンダーパスであればそう言った状況も起きにくいとは思いますが、毎年都内でもゲリラ豪雨の際にニュースで目にする光景だと思います。

過去にはアンダーパス内での水害死亡事故も

今までにアンダーパス内に取り残されて水死する事故も複数起きています。
特に近年になって夏に集中的に雨がふる事も多くなってきました。

都会でもその際に下水から水が溢れる等一気に街中に水が上がってくる事もあります。
河川の氾濫などと同じく基本的に水害と言うのは水位が上がるのが非常に速いと思っておきましょう。

万が一の際を想定して車の中に大きめのトンカチを積んで置く等、場合によっては早めに窓を割って脱出する手段を用意しておくのも手です。

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