いろいろある、防災の資格
防災士、防災介助士、セーフティリーダー、防災危機管理者などなど…多くが民間による資格となります。
今回、簡単に防災にまつわる資格をまとめてみました。
防災士
゛自助゛゛共助゛゛協働゛を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得した人です。
特定非営利活動法人日本防災士機構が運営する民間資格で、最近メジャーになってきている人気の資格です。
講習は自宅でテキスト予習を行い、会場で講座受けてから試験を受けます。
実技はなく、主に座学研修が中心のようです。
なお、防災士資格取得にかかる必須要件として、赤十字の救急講習、または消防本部の救命講習等を別途、受講する必要があります。
ザックリ言うと、「防災について正しい知識と救命の技術をもっていてる人」です。
防災介助士
いつでも起こりうる災害について理解し、普段からどのように備えるか、災害時にどのように行動し、実践に結びつけるかを身につけた人です。
公益財団法人日本ケアフィット共育機構が運営する民間資格です。
講習は自宅でテキスト予習と提出課題を行います。
提出課題に合格をしたら、会場で実技試験と筆記試験を行います。
なお、資格取得のために赤十字の救急講習、または消防本部の救命講習等を別途、受講する必要があります。
ザックリ言うと、「防災について正しい知識と救命の実践的な技術をもっていてる人」です。
災害救援ボランティア”セーフティリーダー”
「わが身わが命は自分で守る」というボランティアの基本精神を発揮して、助け合いを大切にしながら、いざという時には率先して自らがその場においてリーダーとなり、まわりの人に呼びかけて一人でも多くの人を救い、被害を最小限度にくい止める活動を行う人です。
災害救援ボランティア推進委員会が運営する民間資格で、資格取得後はセーフティリーダー(以下SL)による公益社団法人SL災害ボランティアネットワークという活動団体があります。
講習は3日間かけて講義・実技・討議、演習を行います。
成果が確認されたら、SLに認定されます。
また、上級セーフティリーダーという資格もあります。
SLの資格を有し、委員会本部に登録した人が受講できる上級講座を修了した人に認定される資格です。
ザックリ言うと、「災害時にリーダーシップを発揮する、正しい知識と実践的な技術を持つ人」です。
防災危機管理者
生命と財産を守るべく、「自助・互助・協働」の原則を通じ、防災・減災に対して十分な意識・知識・技能を有し、災害発生時の避難誘導・人命救助、災害発生後の復興活動・事業継続・ボランティアなどに、地域社会のリーダーとして社会的役割と責任を果たす人です。
一般社団法人 教育システム支援機構 防災事業部が審査・認定をする公的資格で、企業の危機管理マネジメントに役立てられています。
(企画・運営は日本防災管理協会)
講習は自宅でインターネット講座と参考テキストでの防災危機管理者講座を受講し、テスト提出を行います。
なお、赤十字の救急講習、または消防本部の救命講習等を別途受講する必要があります。
インターネット講義の受講証明、防災危機管理者講座履修証明書、普通救命講習の受講書を一般社団法人教育システム支援機構へ申請し、資格認定となります。
ザックリ言うと、「災害時にリーダーシップを発揮する、正しい知識を持つ人」です。
災害大国日本、もしものために正しい知識と技術を身に着けておくといいかもしれませんね。
【参考メディア】
防災危機管理者養成講座
防災士研修センター
防災介助士の公益財団法人日本ケアフィット共育機構
災害ボランティア推進委員会
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