お国柄によっても防災対策は少し違ってくる
地震大国でもある日本は確かに昔から地震の被害を蒙ってきました。
近年だけでなく、記録に残っている物を辿って行くと1000年も前の物もあったりするようです。
その他にも火山の噴火や津波もありますが、一連の防災に関して日本と海外の違いは何かあるのか気になって調べてみました。
その際に非常に分かりやすく興味深い記事がありましたので今回参照させて頂きます。
参照[日本vs海外 防災事情の違いは?]
https://www.security-burns.jp/equipment/sonaeru/country/chigai/
事前準備の防災グッズの概要が違う
参照元の記事によると、先ず日本と海外(ここではアメリカを例にとってみます)では防災グッズの準備の段階で違いがあるようですね。
と言うのも、日本では主に防災グッズと言うとリュックやバッグに入れて置いておくイメージがありますが、アメリカではバケツやプラスチックで出来た大型のスーツケースなどに入れて備えておくようです。
確かに昔から防災グッズ=リュックと言うイメージはありましたが、これは根本的に有事の際になるべく両手を自由にする必要があるとの見解から来ているんではないかと思います。
対してアメリカでは大型の頑丈な物に入れている。
これは、持ち運びよりも頑丈さを優先した結果で、家屋の倒壊後等にもズルズルと防災グッズを引きずり出して持って行くためと言うニュアンスでしょうか。
内容物はと言うと、ここは大きな相違は無いようで飲料水、非常食、暖を取るための毛布などが入っている様です。
防災は人や家族構成によって変わると言うのは良く言われる話ではありますが、日本もアメリカもベースにあるグッズは同じと言う事でしょうか。
これにプラスアルファして、有事の際に必要な物を入れておくと言う事だと思います。
避難訓練や防災訓練に関して
世界でも日本の防災は進んでいると言われています。
この事から、各学校や職場で行われる防災訓練等も他の追随を許さないぐらいクオリティの高い物かと思いきや、実際は海外でも実施している地域は多い様ですね。
特に過去に大地震や津波が発生した所では、それに伴い優先的に合わせた訓練を行っているようです。
しかし、皆さんも経験があると思いますが基本的日本の避訓練の場合割としっかりとしていると言うか、先ず引率の人間が居てその方に従って皆で一列に避難すると言う程の事ではない様です。
ある意味「ゆるい」避難訓練と言うの物を海外では行って居る様ですね。
文化も違えば防災も変わってくる
細かい所では、日本の場合避難そのものに焦点を当てている事が多く、有事の際は慌てない事を前提に周りの人を押さないと言う事や、喋らないないなど如何にスピーディーに安全な場所まで行くかにフォーカスしているようです。
対してアメリカでは「Stop Drop and Roll」と言う標語が存在し、これは主に火気に関する物です。
直訳すると「止まれ、倒れろ、転がれ」となるようですが、これは衣類に火がついた際や熱気で火傷を負った際に有効とされている手法を示しています。
この事から、主に日本では地震による建物の倒壊等からいち早く逃げると言う事がメインになっているのに対して、アメリカの場合火事をメインに考えて居る事になりますね。
地震一つを取れば日本の方がその数も規模も大きいのかもしれません。
対してアメリカの場合は、建造物の規模も大きく、火災の延焼時にどの様に対応するかと言う事が先に来ている気がしますね。
個人的にも違いが分かり勉強になる情報でした。