土砂崩れは事前準備で防災しましょう
山沿いや地形によっては集中豪雨とワンセットになるのが土砂崩れです。
→集中豪雨に対する防災はこちら
読んで字のごとく、山肌や高地から大量の土砂が流れ落ちてくる災害です。
記憶に新しい所では2014年8月20日に広島県広島市北部の安佐北区や安佐南区で起きた災害があります。
局地的な大雨が降り、短時間で被害を出してしまう土砂崩れ、先ずは今自分が住んでいる住居の周りの環境を確認する所から始めましょう。
地震や水害とは又違い、地形の状態いから視覚的に事前に注意できるのも土砂崩れの防災の大きな特徴になります。
今回は土砂崩れや土砂災害に対する防災のノウハウを書いていきます。
山の状態を細かくチェックする
土砂崩れが起きそうな山の麓に居住地がある方は集中豪雨や急な大雨の際には山の様子を伺う様にしましょう。
大雨の中無理に出て行く事も無いですが、落石が多くなっていたり一部が崩れたりしたら要注意です。その近辺でその後土砂崩れが起きる可能性が高くなっていると思いましょう。
大規模な土砂崩れを体験した人の話によると、「山鳴り」と言われているような土がずれる音が聞こえるそうです。
その他も新たに水がわき出ていたり、崖にひび割れを確認したら退避した方が良いと思われます。
逆に元からある湧水の状態を確認するのも効果的です。
綺麗な湧水が濁っていたり、急に止まってしまっていたらそれも前兆と言えるでしょう。
最近ではあまり無いと思いますが井戸の水に兆候が表れる場合もあります。
同じく濁ったり、匂いを発するようになったらそれは土壌に変化があったと言う事ですから
土砂崩れの場合はこの様に事前に様々な兆候が表れると言う事を覚えておくだけで大分違うと思います。
その他の顕著な兆しとしては、川に流木が混じり始める、腐った土の匂いがする、降雨が続いているのに川の水位が下がる等が挙げられます。
防災しておくポイント
先にも述べた様に水害は突発的に襲って来ます。
最初に取り決めとして家族間で避難の際の連絡手段等を決めておきましょう。
SNSを活用するのも良いですし、災害掲示板を活用するのも良いと思います。
その他区や自治体が定めた避難経路も改めて共有しておくようにしましょう。
いつでも避難出来る様に普段からリュックなどに防災グッズや非常食などを詰め込んでおく事もおすすめします。
危険を感じたら直ぐに行動出来る様に、動きやすい服装を決めておくと良いと思います。
現在でも各自治体であらかじめ土砂災害の危険性が高い地域と言うのはサイト等で公開されています。
東京都の場合はhttp://www.sabomap.jp/tokyo/になります。
時間のある際に確認して、自分の家が危険区域になっていないか確認しておきましょう。