昔と違う最新の防災知識

火元

防災情報も古い物から新しい物へ

火元

情報と言う物は長い年月が経つと変化して行く物です。
中にはずっと変わらない不変の情報もありますが、それは効果が実証されていたり長い時間の間に広く認知されたが故ですね。

自分たちが小学生の時に歴史の教科書に載っていた物ですら今では多少変わってたりもします。
それは日々研究している人達の研鑽によって、新し情報の方が確かと思われる公算が高いからなんです。

防災に関しても同じで、極端に言うと子供の頃に習った防災の知識も今では少し変わってたりします。
そっちの方が安全、効果がある、なので今度からそっちにしましょうと言う物を幾つか紹介してみたいと思います。

地震発生時にキッチンの火元はどうするか

昔の防災では地震が起きたら先ず火を消しに行きましょうと言うのが通説でした。
食事の準備中に地震が来たら火にかけてある油や鍋から火災が発生する可能性があるからですね。

しかし、最近の防災では先ず揺れが収まるまではテーブルの下等に避難してジッとしていましょうと言うのが当たり前になっています。
気持ち的には地震による火災もケアしたい所ですね。

確かに効率良く火を消しに行ければそれに越した事はないでしょう。
この説が廃れたのには訳があり、現実的な問題として揺れている最中に火を消しに行くと高温の油やお湯が体にかかる可能性が高いです。

震度が大きくなればなるほどこれらは飛散します。
もし重度の火傷を負ってしまうとその後の避難にも影響する事から、今では揺れが収まるまではジッとする方が賢明なんです。

確率的に言っても、鍋などが倒れて火事になる可能性より火傷を負う可能性の方が高いと言えます。

持ち出す手袋は軍手では無く厚手の物を選ぶ

防災グッズの中にはよく軍手と表記されています。
何か作業をする際に使用する軍手は、誰もが使った事もあり有事の際も必要とされてきました。

手を保護しつつ作業に当たれるので必要ではあるんですが、最新の防災情報では軍手ではなく厚手の手袋を用意する方が望ましいです。
これは、災害後に手袋を使用すると言う状況は瓦礫の除去や破片の処理などがメインになるからです。

つまり、軍手だと釘の様な先の尖った物で手袋越しに怪我をする可能性があります。
それを回避しつつ効率良く作業に当たるためには、厚手の革で出来た物の方が適しています。

出来れば懐中電灯よりヘッドライトが良い

災害時は懐中電灯は必要になりますが、これも昔から言われている事です。
しかし、実際に被災した人の意見で多かったのが「懐中電灯よりもヘッドライトの方が重宝した」との事です。

懐中電灯は使用時に片手がふさがってしまいます。
そこを加味して暗闇で作業をする際にはヘッドライトの方が制約なしで両手が使えるので、結果重宝すると言う事になります。

最近ではこうした頭に脱着するヘッドライトも手軽に購入できるようになりました。
防災グッズの中に入れておく方が良いでしょう。

懐中電灯は別にシーンで活用する機会があるものなので、上記のヘッドライトとは別に一つは持っておく方が良いです。
これは簡易ランタンを作成したり等、通常の使用方法とは違う活用が出来るからです。

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