災害の時は凶器に…!?太陽光パネルに気を付けて

エコで地球にやさしい、太陽光発電

近年、建物の屋根や街灯などに、太陽光発電設備が設置されているのを目にすることが増えました。
実はこの太陽光発電設備、災害時には凶器になる可能性があるのです。

触らないで…!壊れても発電し続けるソーラーパネル

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地震で屋根瓦が欠落してしまったりすると、雨漏りを懸念して屋根にブルーシートをかぶせますよね。
災害時は専門の業者に頼むことも難しい為、自ら屋根に上って作業に当たらなくてはならなくなります。

高所での作業はただでさえ危ないのですが、太陽光パネルが設置されている屋根ではより危険性が増します。
それは、太陽光パネルに触れると感電する可能性があるからです。

太陽光パネルの黒い板「モジュール」と呼ばれる部品は、光が当たることによって発電します。
発電のON、OFFは光があたっているか否かによってコントロールが出来ます。

ということは、破損したモジュールが屋根から落下した先が明かりのある所だとすると、発電をし続けているため素手で触ると感電してしまうのです。
また、災害で破損した太陽光発電の設備も明かりさえあれば発電をし続けるため、漏電やショートを起こして火災の原因にもなります。

地震後の漏電・通電火災に注意!明るければ発電をする太陽光パネル

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災害で停電した後、電力が復旧して壊れたり倒れた家電に通電したことから漏電やショートを起こして出火する火災を通電火災といいます。
これが、太陽光発電によって発生する可能性があるのです。
避難をする際は、通常の電力のブレーカーをOFFにするだけではなく太陽光発電の通電もOFFにして避難をしましょう。
また、可能であれば絶縁性のあるもので身体全身を保護した上で、ブルーシート等でモジュールを覆い、発電できないようにしておくと漏電を防ぐことができます。

飛散したモジュールの危険性

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太陽光パネルのモジュールには、有害な重金属が含まれています。
飛散によって放置されたモジュールから、この有害な重金属が溶け出して環境汚染や健康被害につながる恐れがあります。

災害時の電源確保につながると言われているけど…

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太陽光発電は地球環境にやさしく、災害時手軽に電源を確保することが出来ると言われている一方で、上記のように危険やリスクも伴います。
設置をする場所は適切か、構造等を把握してもしもの際には自ら対処できるか、等を十分検討する必要があります。

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