絶対に安全な国はないのでしょうか
東南アジアにある国の一つマレーシア。
東南アジアにあるにも関わらず、マレーシアは台風に襲われないと言われています。
また、地震も起きない安全な国として知られていました。
しかし、そんなマレーシアで2015年に大きな地震が起きてしまったのです。
マレーシアの地震に対する認識
※過去マグニチュード5以上の震源箇所
参照:http://kaigaifudousanjoho.blog.fc2.com/blog-entry-39.html
マレーシアの首都クアラルンプール周辺は活断層や火山が存在しません。
そのため火山性の地震活動や地震に伴う津波はほとんどありません。
また、クアラルンプールのあるマレー半島側もボルネオ島側も地震プレートから距離があり、地震は少ないと言われています。
これらの理由で、世界で最も天災リスクが低い地域の一つとして名が挙がります。
そのためマレーシア人は地震に対する備えは無いに近いです。
特にマレーシアの建物は地震が来るとすぐに崩壊することが目に見えるような建物作りになっています。
予想外の大地震
2015年6月5日、マレーシア・サバ州ラナウでマグニチュード5.9 ないし6.0の地震が発生しました。
サバ地震、キナバル山地震、ボルネオ島地震、マレーシア地震などと呼ばれています。
震央の北十数kmに位置する標高4095メートルのキナバル山では広範囲に地すべりや落石が発生し、日本人を含めた多くの登山客が足止めされました。
徒歩などで下山できた登山客もいますが、18名が亡くなっています。
キナバル山は地殻変動によってできた山と言われ、マレーシアで最高峰の山であり、自然世界遺産にも登録されています。
キナバル山は奇岩で有名な山で、特に山頂付近にある花こう岩の奇岩の1つ「ロバの耳(Donkey’s Ears)」は有名ですが、地震によって2つ並んで突き出た岩のうち、1つが破損しました。
参照:http://www.chikyudiary.com/
マレーシア人が考えた地震が起こった原因
マレーシアでは地震が起こった原因について「山の精霊の怒りを買った」、「観光客が山の神を侮辱した」と考えた人が少なくありませんでした。
それは、外国人登山者が山頂で全裸や半裸になって写真撮影などを楽しんでいた事実がありました。
イスラム教を国教とするマレーシアでは肌を露出するのは良しとされませんし、キナバル山はとても神聖な山として信仰の対象となっていました。
マレーシアの人にとってはそれほど山が大事であり、外国人の非常識な行動が許せず、出てきた意見でしょう。
まとめ
地震が起きない国として知られていたマレーシアの地震のように、地震が全く起きないというわけではありません。
世界中どこに行っても自然災害は予測しにくく、絶対に安全とは言えないのでしょう。
参照記事:http://joy-trip.jp/18320
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