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【1時限目】にゃんにゃん防災教室
- 2016/9/5
- にゃんにゃん防災教室
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ペットと防災、はじめませんか?
~ キーンコーンカーンコーン♪ ~
リオ:皆さんはじめまして!
”にゃんにゃん防災教室”のリオ室長です。
僕たちペットとの防災を学ぶために、”にゃんにゃん防災教室”を開講しました。
猫の防災だけではなく、ペットの防災を幅広く取り上げようと思いますのでよろしくお願いします!
ビビ:はじめまして! ”にゃんにゃん防災教室”に通うビビです!
週に1回、わたしと一緒にペットの防災についてお勉強しましょう!
1時限目 ペットの身元がわかるものをつけましょう
リオ:大きな災害があったとき、ぼくたちペットも飼い主と同じく、パニック状態にあります。
ビビ:怖くておうちを飛び出して迷子になっちゃうかも…
リオ:僕たちが家族の元に戻るために、家族の連絡先や名前がわかるものを身に着けていたいよね。
ペットを迷子にしないために、名前と電話番号を首輪に刻印したりマイクロチップをいれましょう。
確実な個体識別、マイクロチップ
動物愛護管理法で、犬やねこなどの動物の飼い主には、自分の所有であることを明らかにするために、マイクロチップの装着等を行うべき旨が定められています。
海外から犬やねこを日本に持ち込む場合には、マイクロチップなどで確実に個体識別をしておく必要があります。
また、海外に連れて行くときには、マイクロチップが埋め込まれていないと持ち込めない国があります。
マイクロチップってなに?
マイクロチップとは、直径2㎜、長さ約8~12㎜の円筒形の電子標識器具です。
内部はIC、コンデンサ、電極コイルから構成されていて、外側は生体適合ガラスで覆われています。
それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、この番号を専用のリーダーで読み取ることができます。
安全で確実な個体識別及び身元証明の方法として、ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界中で広く使われています。
日本でも、近年利用者が急増しています。
マイクロチップのメリット
一度体内に埋込むと、脱落・消失することはほとんどなく、データが書きかえられることもないため確実な証明になります。
リーダーから発信される電波を利用して、データ電波を発信するため、電池が不要で、半永久的に使用できます。
埋め込む際や埋め込み後、過度な痛みや負担を与えないためほとんどの動物が装着出来ます。
これまで、故障や外部からの衝撃による破損の報告はありません。
迷子や災害、盗難や事故などによって、家族と離ればなれになっても、マイクロチップをリーダーで読み取り、データベースに登録された情報と照合することで、飼い主のもとに戻ってくる可能性が高くなります。
※リーダーは、全国の動物保護センターや保健所、動物病院などに配備されています。
マイクロチップの埋め込み方
通常の注射針より少し太い、専用のインジェクター(チップ注入器)を使って体内に注入します。
正常な状態であれば、体内で移動することはほとんどありません。
痛みは普通の注射と同じくらいといわれており、鎮静剤や麻酔薬などは必要ない場合がほとんどです。
埋込む場所は犬やねこの場合、首の後ろの皮下が一般的です。(動物の種類によって異なります。)
犬は生後2週齢、ねこは生後4週齢頃から埋込みができるそうです。
動物の種類や動物病院によって異なりますが、費用は犬やねこの場合数千円程度です。
マイクロチップの埋込みは獣医療行為にあたるため、必ず獣医師が行います。
詳しくは、お近くの動物病院にご相談ください。
マイクロチップのデータ登録
マイクロチップの番号、飼い主の名前、住所、連絡先などのデータを、飼い主が「動物ID普及推進会議(AIPO)」のデータベースに登録します。(登録料1,000円)
登録しなければ、マイクロチップを埋め込んだとしても読み取った際に必要な情報がわかりません。
特定動物(危険な動物)や特定外来生物を飼う場合
特定動物の場合はお住まいの都道府県又は政令市に、特定外来生物の場合はお近くの地方環境事務所にマイクロチップの番号などを報告する必要があります。
災害時、大切な家族の一員であるペットとはなればなれにならないために、個体識別や飼い主がわかるものを身に着けましょう。
リオ:次回は9月12日(月)に開講予定です。
講義内容は、”ペットの同行避難”についてです!
ビビ:また来週も一緒にお勉強しましょう!
参照記事:環境省-マイクロチップをいれていますか?
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