ペットと防災、はじめませんか?

 

~ キーンコーンカーンコーン♪ ~

 

lioiconリオ:皆さんこんにちは!
”にゃんにゃん防災教室”のリオ室長です。
今週のにゃんにゃん防災教室は、災害時における”ペットとの避難訓練”について取り上げます。

 

viviiconビビ:こんにちは! ”にゃんにゃん防災教室”に通うビビです!
わたしたちと一緒に、ペットとの防災を学びましょう!

 

2時限目 災害に備えて、ペットと避難訓練をしよう!

リオ:環境省は同行避難を推奨しているけど…大きな災害が起きたらどうやって避難すればいいのかな?

ビビ:わたし、抱っこされてお外行きたくないなぁ・・

リオ:家族と一緒に避難するために、僕たちも避難訓練をしなくちゃね!

 

環境省は、”災害時におけるペットの救護対策ガイドライン”で飼い主の役割について以下のように記述しています。

 災害が起こった時に飼い主はペットと同行避難することが基本であるため、平常時からそれに備えるべき対策についての意識をもち、ペットの安全と健康を守るとともに、他の避難者への迷惑にならないように努めなければならない。
様々な人が共同生活を送る避難所においてペットを飼育する場合は、動物が苦手な人、アレルギーを持っている人等への特別の配慮が求められる。
避難所におけるペットの存在が、人々にとってストレスやトラブルの原因となるかどうかは、飼い主自身の意識と、平常時からの備えに左右される。
また、通常の環境とは大きく異なる避難生活はペットにとっても大きなストレスとなる可能性があるが、ペットの避難に必要な用具等を準備しておくことや、普段からしつけや健康管理をしておくことで、そのストレスを軽減させることも可能である。

平常時に避難訓練をして備えることで、ペットのストレスも周囲のストレスも軽減することができるのです。

 

ペットと避難訓練!

ペットと避難訓練をしたくても、どのような避難訓練をすればいいのでしょうか?
日本で最も飼育されている小型~中型のワンちゃんとネコちゃんにフォーカスしてお伝えします。

 

ワンちゃんの避難訓練

bostonterrier

ダンボールハウスに慣れよう!

普段からハウス慣れてしていない子は、ハウスに一人でいることに大変なストレスを感じてしまいます。
東日本大震災の時はケージが不足し、また汚れたら捨てられるといった衛生面からダンボールがハウスのかわりとなったそうです。
ネコちゃんは狭くて暗い段ボールを気に入って喜んで入ってくれることが多いと思いますが、ワンちゃんは苦手かもしれませんね。
普段から、段ボール箱の中に入ってくれる様にトレーニングをしておきましょう。

折り畳みのケージに慣れよう!

地域の避難場所は、基本的にケージの備えがないと思いましょう。
救済支援が入るまでの数日間は、リードと飼い主が持参した運搬用のキャリーケースでの生活になってしまい、ワンちゃんはストレスを感じるでしょう。
軽量で折り畳みができる、持ち運び簡単なソフトケージの準備をして、普段からその中に入るトレーニングをしておきましょう。

初めての人に慣れよう!

災害時はボランティアの方など、家族以外の人がお世話をするケースがあります。
飼い主さんや家族にだけ慣れていて、攻撃性がある場合などは、満足にお世話してもらえない状況になりかねません。
ドッグランやお散歩に行き、ワンちゃんの社会性をはぐくみましょう。

 

ネコちゃんの避難訓練

cat

ハーネスに慣れよう!

避難所では基本的にケージやキャリーの中で過ごします。
お散歩や運動をさせたり、身の回りのお世話をするときに飛び出さない様、リードやハーネスをつけておく必要があります。
しかし、慣れていないと尻込みをしてしまったり固まってしまう事があります。
装着したらおやつをあげたり、お気に入りのおもちゃで遊んだりして動き回れるようにトレーニングしましょう。
また迷子札をつけるために首輪も小さいうちから慣らしておくか、マイクロチップを埋め込んでおきましょう。

折り畳みのケージに慣れよう!

普段からネコちゃんの居住スペースにケージを設置し、その中にお気に入りのベッドを入れておくなどして工夫をすると自発的に入ってくれるようです。
狭い空間や囲まれた空間が好きな、ネコちゃんお気に入りのスペースにしちゃいましょう。

人に慣れよう!

基本的に人見知りな子が多いネコちゃん。
難しいかもしれませんが、なるべく多くの人と接して人間は怖くないことを覚えてもらいましょう。
友人知人を自宅に招いて、おやつをあげたり遊んでもらうのが良いかもしれません。

 

ワンちゃんネコちゃんを運搬する訓練

災害があった後の道路は、裸足であるいているワンちゃんネコちゃんにとって危険な場所です。
足を怪我してしまう恐れがありますし、パニックを起こして飛び出してしまう恐れもあります。
そのため、避難所への同行避難はキャリーへ入ってもらい人の手で運搬します。
ワンちゃんやネコちゃんが入ったキャリーはとても重いですし、避難する際の持ち出し荷物もあります。
ペットだけではなく、飼い主も一緒に避難訓練をしましょう。

 

リオ:今回ご紹介した避難訓練の項目は、ほんの一部だと思います。

ビビ:もし、ほかにもこんな避難訓練があるよって飼い主さんがいたら、コメントしてもらえるとうれしいです!

リオ:次回のにゃんにゃん防災教室は9月30日開講予定で、テーマは”ペットの備蓄について”です!

ビビ:次回もおたのしみに!

参考ページ:環境省-災害時におけるペットの 救護対策ガイドライン

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