中国深センの工業地帯で大規模地滑り
日本時間にして12月20日の午前11時40分前後に、中国の深センで大規模な地滑りが起きたとニュースになりました。
上空から撮影された写真を見ましたが、地滑り、土砂崩れ等発信元によって災害の名称が若干違うのも納得です。
と言うのも思った以上に被害の規模が大きく、我々がイメージしている地滑り等とは比較にならないレベルだからですね。
新華社通信によると、22旨の建物倒壊と59人の行方不明者が出ているとの事です。
事故現場は中国南部の広東省深セン市光明新区で、恒泰裕工業園と呼ばれる工業地区で発生しました。
一説には元々この辺りには掘削された土砂が人員によって堆積させられており、それが崩れ今回の地滑りに繫がったと見られていますが、なんとこの土砂が実に高さ100メートルを超える箇所もあったと言われています。
深センの土砂崩れは天災か人災か
直近の中国政府の発表によると、今回の土砂崩れは「人災」との見方が強いと言う事です。
発生前に地震があったわけでなく、何か人的要因によってうず高く盛られた建設残土が崩れたと見られている様ですね。
その範囲としては十数万平方メートルと見られ、この数字からも被害地域の大きさが伺えると思います。
現地では夜通しの救助作業が行われていいます。
最大で建物の4階程度の高さまで埋まった所もあるらしく、仮にそこに人がいたのであれば確実に埋まってしまっているレベルでしょう。
上記の動画ではその災害の様子を見る事が出来ます。
遠方より土煙を上げながら土砂がこちらに迫ってくるのが見て取れますね。
撮影者も途中からやばいと思ったのか逃げているのが見て取れます。
想像よりも大規模な地滑り
もはや地滑りと言うべきか土砂崩れと言うべきかすらも迷うレベルですが、特に上空からの写真を見ると想像よりもはるか斜め上の被害規模だった事が分かります。
数日前に雨が降ったようで、高く積み上げられた建設残土に水がしみ込んで居た事も崩れやすい要因の一つとなっています。
そもそもその土の量が尋常では無い事を加味すると、住宅地に流れ込まない様に柵を儲ける等の措置があらかじめ施してあっても良かったと思います。
日本と中国と言う文化の違いもありますが、事前に防災対策の有無に関しては無いよりあった方が良いと言う事は明らかですね。
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