熊本地震発生後現状の状況について

地震発生後今日までの状況について

先日発生した平成28年熊本地震について、一週間が経とうとしています。
連日各メディアで報じられている事もあり、情報は数多く入ってきていると言えますが、その分状況を把握する事が困難にもなってきている様に感じます。

又、ネットを中心とした流言飛語にあたる物もあるので、ある程度個人で取捨選択する必要も出てきました。
個人的に今の状況を少しまとめてみたく思います。

避難生活や今後の防災に少しでも役立つ物があれば幸いです。

避難所で不足している物とは

どの避難所でもやはり飲料水が不足している事が挙げられます。
いかなる地域、状況おいても”水”の確保は災害時非常重要な項目にあたると思いますが、揺れによってライフラインの内の水道が使用できなくなると、他の方法で確保するしかなくなってしまいます。

自治体の給水や、自衛隊の派遣、その他救援物資が現地に届き始めた事もあり、少しずつ不足解消に向かっている事は確かだと思います。
しかし、避難所毎に差異があったり、現在では物資を届ける人材の不足もあり効率良く水が届いているとは言い難い様です。

一昨日熊本市のHP上で湧き水のポイントを分かりやすい地図で示したページも出ました。
これを飲料水にするには煮沸する等一度手を加える必要があるようですが、生活用水としては活用出来そうです。

断水時には熊本市が発表した湧水マップを参考に

その他、昨日の時点で多く耳にした不足品は、乳幼児や幼い子供用の食料や衣類、おむつや生理用品等の生活用品が足りていないようでした。
本日Yahooのニュースによると、大手コンビニの実に97%が営業を再開したとの事です。

品薄な事もあるかもしれませんが、過去の災害を教訓に、迅速に再開に至ったと感じています。
急場を凌ぐにはやはり最寄りのスーパーやコンビニを活用する事も視野に入れましょう。

参照記事[熊本のコンビニ97%再開 大手3社、過去の教訓生かす]

エコノミークラス症候群について

今回の災害に関しては、車中泊をする人が大きく取り上げられています。
夜間に大きな地震が来て家屋の倒壊に巻き込まれる事を懸念し、車ごと広い場所に移動して避難、就寝する人も多いと聞きます。

又、避難所の定員がいっぱいで車で避難生活をしている家族も多いです。
これについて、一昨日ほどから目にするニュースで「エコノミークラス症候群」がありますね。

命に関わる事もあるこの症状、どの様なもので対策はあるのでしょうか。

飛行機の狭い座席に長時間座っていた乗客が、機から降りた直後に倒れる病気。ロングフライト血栓症ともいう。足の静脈に血の塊ができ、その血栓が肺に詰まって呼吸困難や心肺停止を招く肺塞栓症(肺動脈血栓塞栓症)を起こす。飛行中の航空機内は湿度が20%程度まで低くなり、体の水分が失われやすい。また、0.8気圧程度までしかならず、1500m級の山にいるのと同じ状態となる。これらの条件から血液の流れが悪くなり、血栓ができやすくなる。機中で尿が出やすくなるアルコールやコーヒーを飲んで、さらに水分が失われる。こうして足にできた血栓が、着陸後に動き出した途端に血流に乗って肺に入り、肺の血管をふさいでしまうことから発症する。航空医学研究センターによると、国内でのエコノミークラス症候群の報告例は1995〜2001年で30数件。海外に比べて対応が遅れていた日本の航空会社も、対策を本格化させ始めた。医師は「十分な水分をとり、適度に足を動かすことで予防できる」と説明している。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

引用元:https://kotobank.jp/word/

こうしてみると、長時間狭い空間で膝を折り曲げた状態で居る等すると体に負担がかかると言えます。
血行が悪くなる事から血の塊が出来、それが肺などに詰まったりする病気です。

車の中で長時間生活する事は正にこれに該当すると言えます。
日中に体を動かし、出来るだけ水分補給をすることが未然に防ぐ対策ですね。

水分はこまめに回数を分けて飲むことが望ましいと言われています。
同じく血栓を防ぐために、狭い状態でも足だけは動かす様にしましょう。

特に飲料水はいつも通りに手に入りにくい状況かもしれませんが、可能な限り水分補給を行う様意識しましょう。

火事場泥棒や強姦事件など

これに関しては20日の現在でも情報が錯綜している気がします。
個人的耳に入ってくるのは、やはりというか火事場泥棒は増えていると言う事です。

大工や県の職員を装う等、狡猾な印象も受けます。
代表的な手口では、建築業者や大工を装い家屋を訪ね、修繕すると言い聞かせ窃盗の下見するという物です。

名刺を提示してもらう、素性を明らかにしてもらう等過敏に反応を示しましょう。

住民が避難所に行っているのを良い事に、そのまま家屋に浸入し貴重品を盗んで行くケースもあるようです。
避難の前には出来るだけ施錠を行い、貴重品は身につけて移動する様にしましょう。

変わって女性の方に向けては、強姦事件の情報も多い事が懸念されます。
避難所内でも、昼間大人が職場行っている間に幼女を対象にわいせつな事件が発生しているとも聞きました。

夜間では街頭の明かりが乏しい事もあり、暗がりに連れ込まれて乱暴されたりする事例もある様です。
極力大人の女性でも一人の行動は控え、暗がりは出歩かない様に気を付けましょう。どうしてもその様な状況になってしま場合は、この様な事象を意識して行動するようにしてください。

何故かこの手の報道を各マスコミが行わない事は不思議でなりませんが、本当に事件が多発しているとしたら先ずは身の安全を最優先に考えましょう。

ボランティア受け入れ態勢が整って来ている

地震発生より時間が経過し、着々と全国からのボランティアを受け入れる体制が現地でも取られてきました。
参加される方は、事前にボランティアにおけるルールなどを調べた上で行動しましょう。

先日某テレビ局のアナウンサーが現地入りし、被災者向けに配られたお弁当を食べる事をツイッターに投稿し炎上しました。
その時に聞かれた声の殆どは、「事前に準備してから行け」と言う物です。

要は、宿泊施設の手配、自分の食料の準備をしたうえでボランティアに参加しないとかえって周りに迷惑をかける事態も起こりうると言う事です。
「何が必要か」と「何が出来るか」を考えた上で、現場に向かう事が望ましいと言えるでしょう。

出来れば地元の自治体が管理する「ボランティアセンター」等に登録をした上で行動を起こす方が良いとされています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00050080-yom-soci

あまりまとまっておらず恐縮ですが、地震より数日経ち現状の情報を集めてみました。

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コメント

  1. はじめまして。お邪魔します。

    本日、熊本地震の被災者の皆様のために、Googleマップを利用した災害時物資支援掲示板を立ち上げました。
    簡単に言えば物資支援のマッチングサイトです。
    物資を支援してほしい方は地図に赤マーカーを刺して場所の名前を書き、必要な物資の品目と数量、住所を書いてください。それに対して支援できるという方は同じところに緑マーカーを刺してその場所の名前を書き、支援できる旨を書き込んでください。支援が完了したらピンを削除してください。

    (注)それぞれの責任においてご使用ください。この掲示板においていかなる損害があっても管理者は一切責任をとりません。

    皆様のご利用をお待ちしております。

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