防災のための装備や備蓄品をどう保管するか

防災グッズ保管場所

防災グッズの保管場所をどうつくるか!活用しやすい場所を考えよう

防災グッズ保管場所

防災のために消火器、ヘルメット、工具などの装備や、水・食料品・簡易トイレなどの備蓄品などが必要だ、ということは大抵の人が感じていることですが、保管する場所がないから買い揃えられないという声をよく聞きます。

どのように保管場所を確保したらよいのでしょうか。
また、しまいこんでいざというときに取り出しにくいようでは困ります。どこにしまったのか、わからなくなってしまった、ということもありがちです。

非常食の賞味期限が過ぎてしまっていた、というような問題がないようにすることも大切ですね。

必要な物を十分に保管し、すぐに取り出せるようにしておくことが必要ですが、限られた収納場所の中で必要なスペースを確保することは大変ですし、どこに置いておくべきか迷うことも多いのではないでしょうか。

目に付くところ、いつも使う場所を意識

消火器が使われる場所として多く考えられるのは台所とリビングです。
したがってそこに近い場所におくことが鉄則です。暖房でストーブなどを使っている場合などは特に近さを重視しましょう。

ヘルメットは玄関の帽子掛けや折りたたみ式のものなら靴箱の中に入れておきます。
地震が起きたとき、きちんとした耐震構造の建物であればヘルメットは家の中では必要ありません。丈夫なテーブルの下にもぐったり、物が落ちてきたり倒れてきたりしない場所にいれば大丈夫であり、ヘルメットは外にでるときにかぶるものだからです。

ドアが歪んだりしたときに使うバールや、壊れた家具などに対処するための様々な工具は普段使うねじ回しやペンチ、かなづちなどと共に置いておくほうが無難です。
いざというときは気持ちが動転して、もののありかがわからなくなりがちです。それを避けるためには、普段目にする場所に置いておく、似たジャンルのものはまとめておく、ということが大切になりますね。

停電したときのためのランタンなども、夏に花火をするときにもっていくなど、普段から使っていると電池切れなどのチェックもしやすく、場所も覚えやすくなるはずです。食品や水については台所、簡易トイレはトイレの中の棚などを利用するのが基本です。

この様に、基本のポイントとしては普段の生活を踏まえた上で活用する機会の多い場所を想定して設置しておきます。

1つ1つのものと場所の関係を考える

基本的に使う場所の近くにおくことが大切なのですが、そこにスペースがないと置けない、ということになります。

例えばヘルメットを玄関に置くときにはよく玄関をながめて、まず置くべき場所を決め、そこに置いてあるものを片付ける、という発想が必要です。
また、食品などは3年くらいの賞味期限のある防災用のものがありますが、こればかりで家族全員1週間分をそろえると台所におくのは無理、ということになってしまいますよね。

だからといって、押入れなどに入れてしまうと忘れられてしまうことになりがちです。これを避けるためには賞味期限に限らず、普段食べているもので保存の利くもの(例えば乾麺やパスタなど)を非常食とし、使った分から食べて行くこと。保管しているものを良く見て、忘れられない場所、普段つかっている場所に収まるよう、考えて工夫することが大切です。

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