家庭で気を付けるべきトラッキング火災
自然災害とは違いますが、家庭でも気を付けるべき火災があります。
俗にトラッキング火災と呼ばれるこの現象は、コンセントから自然的に発生する火災です。
具体的に言うと、壁に設置してあるコンセント穴と差し込んだプラグの間に埃がたまり、そこに電気がショートして発生する火災です。
発生の原理→http://matome.naver.jp/odai/2133073701309129301
トラッキング火災の怖い所
この手の火災が怖いのは、完全にケアしていない状況の屋内で起こるという部分です。
特に、長年刺しっぱなしのコンセント付近で発生する事が確認されていて、外出中に起こるとなすすべはありません。
ただ家財や所持品も巻き込んで火事が広がっていくのみになります。
まだ自宅にいる際に起これば火の手が大きくなる前に対処する事も可能だと思いますが、外出していると何もできない上にペットを飼っている場合それも生命の危険にさらすことになってしまいます。
このように、発生すると甚大な被害をこうむる怖い火災なんですね。
予防方法は何か
では普段からどの様なケアをしておくことで未然にトラッキング火災発生を防止する事が出来るでしょうか。
一番は定期的にコンセントを抜き、間にたまった埃を取る事です。
コンセントとプラグの間にたまった埃が原因になるので、まめな掃除を行う事で発生確率は一気に下げる事が出来ると思います。
部屋の掃除をする際にそこまで手を回す人はなかなかいないかもしれませんが、出来れば月一ぐらいは全てのコンセントを抜いて拭く事が望ましいと思います。
特に長年差したままで、家具の裏側など埃っぽい所にあるコンセントは要注意です。
他の場所より埃がたまりやすいので、ずっと手つかずのままだと危険性は高まると言えます。
定期的でなくても、思い出した際に抜いて拭きとる作業は行った方が良いでしょう。
トラッキング火災が発生しやすい場所とは
冒頭の参照記事にも書いてありますが、主な発生元としてよく挙げられるのは「たこ足配線」「キッチン周りのコンセント」「掃除をしにくい場所のコンセント」になります。
その内訳の殆どは埃がたまりやすいと言う点で共通していますが、気を付ける点として水分も関係していると言う事です。
電気がショートする要因には水分も大きく関わっているので、キッチン等の水気のある場所では水分がたまりやすい環境にあります。
結果的に、電子レンジや冷蔵庫などの長い間位置も変わらない家電に関しては注意を払うようにしましょう。
たこ足配線が家具の裏にある場合等は特に注意が必要になります。
一か所に複数の差し込み口が集まるたこ足ではショートが発生する可能性が高くなると共に、それ自体が家具の裏側など普段からケアしにくい所にある場合はやはり意識的に掃除してみる方が良いでしょう。
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