自宅の倒壊度を確認してみる
毎日生活を行う基盤でもある自宅、ここでは毎日過ごすが故に見落としがちなポイントも幾つかあります。
不意に訪れる大きな地震に際して、あらかじめ自宅に不備が無いか確認しておくことは大事です。
特に年数が経っている家屋では、細部で様々な不備が起きている事も想定されます。
時間のある際に下記のポイントをチェックしておきましょう。
家の傾きを調べる
リフォーム系のテレビでもよく目にしますが、床でビー玉を転がしてみましょう。
ビー玉以外でもピンポン玉やテニスボールなどでも良いかと思いますが、傾斜があるばあい転がりやすいのがビー玉サイズです。
これを行ってみて家の片側にビー玉が転がって行くようでは少し不安です。
家屋が傾いていると言う事になるからですね。
その他にも昔は音を立てなかったはずのドアが開け閉めの際に軋んだ音を出す場合もあります。
こう言った所でも家の傾斜は確認できるはずですね。
経年劣化による傾きもありますが、建てられた時点で手抜き工事などにより傾いている場合もあります。
いわゆる欠陥住宅と言う物ですが、自分の家が該当しないか確認してみましょう。
これは、地震の際に家屋の倒壊に直結する可能性があるポイントです。
自宅の修理という物は大金がかかり、おいそれとは手を加える事は出来ないですが命には代えられません。
年数が経った家屋であれば率先してリフォームなどしましょう。
又、新しいはずの家なのに著しく傾いている場合も要注意です。
不動産屋施工業者に連絡を取る等して、しかるべき対応をしましょう。
外壁にひび割れが無いか確認する
上記の傾きと同じですが、家屋がゆがんだりすると外壁にヒビが走る事があります。
これも古い家屋であるほど可能性は高いですが、問題なのはその場所とヒビのサイズですね。
重要視するのは家の基礎の部分に入るヒビです。
基礎は文字通り家の基盤にもなる大事な土台ですから、そこにヒビが入っている様であれば震災の際に倒壊する可能性があります。
ヒビの幅も重要だと書きましたが、幅が大きいほど危険度は高いと思った方がよいでしょう。
持家にしても賃貸にしても、自分の家にこの様なヒビが入っているのは非常にショックだと思います。
こちらも可能であれば一度施工業者に連絡する等して、意見を聞いてみた方が良いでしょう。
防災のポイントしてチェックするべきところです。
周辺の土の状態を確認する
家屋の周辺の土地の様子を見て見ましょう。
天気が良く最近雨が降っていないにも関わらず湿っぽい場合は地下で配水管に何らかの支障をきたしている場合があります。
もしくは配水管が無事でも元々埋立地の上に住宅が有る場合は、震度の大きい地震の際に液状化現象が起こる可能性もあります。
都内でも特定の区はこの辺を懸念されていて、昔湾や河川だった上に今の土地が有る様な所は要注意です。
ちなみにですが、水道管の破損を確認する方法としてキッチリ家じゅうの水道を締め、その状態で更に水道管脇の元栓を締めてみます。
それでも水道メーターが動いている場合は、どこかしら破損して地中に水が漏れていると言う事になります。
すぐさま業者に連絡し、点検してもらった後修理をしてもらった方がよいでしょう。
以上3点平常時に確認しておくことで自宅の安全性を知る事が出来るポイントでした。
対象が家と言う事で金銭的な部分でも大きな負担となる事が多いですが、状況を見て事前に対処しておけば震災の際も安心と言えるでしょう。