遊びに出かけた先で大地震が発生したらどうする!?
人が大勢集まっている場所にいる時に大地震が来たら、きっと大パニックになるでしょうし、考えるだけで怖いですよね。
特にレジャー施設は人が多いですし、始めて訪れた場所で、どこに避難すればいいのか、何をすればいいのか悩むと思います。
いつ発生するかわからない地震ですから、出先で震災にあった時の防災の知識を持っていると、いざという時に役立ちます。
映画館・劇場・コンサート会場
これらの施設は構造上柱が少ないものが多く、天井の一部が落ちてくる可能性があります。ライトなどが落ちてきたら怖いですよね。
地震が発生したら、頭をバッグなどで守り、身をかがめて座席の間に入り、落下物の直撃から身を守りましょう。出入り口や非常口に人が殺到し、巻き込まれて怪我をしてしまう可能性もあります。
施設のスタッフの指示と誘導に従い、落ち着いて行動しましょう。
スタジアム
やはり、ここでも頭を守ることが何よりも大切です。頭を守ったら座席の間に身をかがめます。観客の規模が数万人単位となるので大騒ぎになるでしょうが、パニックにならず、ここでも施設スタッフの指示に従い落ち着いて行動してください。
遊園地
東日本大震災が発生した時も、大勢の人が東京ディズニーランドの中にいました。東京ディズニーランドは人気があり、修学旅行でも訪れるので平日でも比較的人が集まり、真夜中でない限り地震が発生した時に中に人がいる確率は非常に高いでしょう。
大地震が発生した際、施設の乗り物・遊具・アトラクションを利用していた場合は体を固定している安全バーをしっかり掴みましょう。大きく揺れていても慌てないで下さい。
特に子供と一緒に乗っている場合はなおさらです。子どもの体を抱え安全を図りましょう。
遊具やアトラクションが止まってしまっても、自力で脱出しようとせず、施設のスタッフが救助にくるのを待ちます。
施設内を歩いていて移動中の時に大地震が来たら、近くにあるテーブルの下や、頑丈な建物や広場に避難して下さい。上からの落下物に注意してください。
そして、帰りの電車やバスが止まってしまったり、道路の大渋滞で帰宅ができない帰宅難民のために、施設には非常食などが備蓄がきちんとされています。自分たちもグループの人数分の携帯食(お菓子)と水・お茶のペットボトルを持っていると心強いでしょう。出かける際は万が一に備えて準備して下さい。
SAや道の駅は車のレジャーの避難先に
高速道路のサービスエリア(SA)や道の駅は車のレジャーで利用する人も多いでしょう。
東日本大震災以降、国土交通省や高速道路会社、地元の自治体が協力して「防災拠点・避難場所」として整備しています。主に食料・飲料水の備蓄、非常用電源、防災トイレなどの整備を進めています。
中にはヘリポートのスペースを設けている場所もあり、大震災以降、SAや道の駅は防災面で位置づけが大きく変わりました。
参照元:『池上彰とメ~テレが真剣に考える 南海トラフ巨大地震から命を守れ!』(池上彰・メ~テレ報道局スタッフ著)
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