避難所生活の心得

避難所生活の心得

避難所を皆で共同で使うに当たって

避難所とは災害で自宅に居住する事が不可能になった人を受け入れる臨時の居住施設になります。
主に管轄は行政や自治体が行う事が多く、地域ごとに学校や公民館を活用して生活の場とします。

ちなみに現在東京都下では3,000の避難所と、二次避難所と言われる施設が1,200程確保してあります。

有事の際にはあらかじめ決められた管理者の責任の元施設の開放が行われますが、管理者不在の場合は被災者自身が開錠するケースもあります。
前提は居住する空間を提供するための物なので、施設内のレイアウトや決まり事をこの段階で設ける事になりますね。

居住している人の管理も一律行うために名簿を作成する等の作業が発生しますので、率先して皆で協力しましょう。

 

避難所生活の心得に関して

避難所に居住する事が決まると沢山の人が同時に生活を進める場ですから、様々なルールも設けられます。
避難している人みんなで協力しながら生活を共にしていくので、まずは一般的なマナーに関して留意しましょう。

所構わず喫煙したり、他人の生活に著しく支障をきたすような大声を出すと言う事は実生活でも良しとされていませんね。
こういった事は普段生活している流れから引き続き守って行くルールになると思いますが、その他にも受付の担当や炊き出し係など、集団で協力して行う事が多いので、各避難所で定められたルールに乗っ取って生活を行う様にしましょう。

避難と言う状況は今までの生活からは想像もつかない”非日常”です。
これからの生活への不安や悲しみによって、長期的に平常心を保つことが難しい人も多くいるでしょう。
言うなればピリピリしている精神状態の人が多いと言う意識を持って、トラブルを起こさない様に自ら気を付ける必要があります。

避難所に到着したらする事

行政や自治体によって多少前後したり内容にバラつきがありますが、避難所に到着してから行う手順は大まかに下記になります。

  1. 連絡先の申告
  2. 家族への安否確認
  3. 役割分担

先ずは自身がどこの誰なのか明確にする必要があります。
受付できちんと登録して、住所や氏名、連絡先、その他家族構成などを登録します。

次いで、もし離れ離れになっている家族がいる場合は、その方たちに自分の安否を伝える必要があります。
紙や段ボールに手書きでも良いのでしっかりと自分の生存と怪我の有無、この避難所に居ると言う事を玄関口などに張り出すようにしましょう。

こういった物はあらかじめ、避難所側で掲示板等を用意してくれている場合が多いです。
他の人に伝える何かがある場合は、これらを上手く活用しましょう。

最後の役割分担ですが、これから避難所で生活するにあたって具体的にどの様な役割を担うか皆で共有しましょう。

以上が避難所全体の運営の流れとなります。

避難者同士、”お互い様””助け合いの精神”で、今後の展望や今の情報を整理しつつ共同生活を行いましょう。

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