落雷から身を守るための防災
主な自然災害は地震、火災、水害、竜巻、そして落雷が挙げられます。
今回は落雷から身を守るための防災方法について書いてみようと思いますが、他の災害とは大分毛色が違う物です。
水害や火災はまだその前兆を看破する事で最大限の防災の威力を発揮しますが、地震と雷は突発的に起こる事もあり、対処するタイミングが掴みにくいです。
落雷を事前に看破すると言う意味では空模様を伺う事や、少しでも危険を感じたら場所を移すと言った行為で被害を避ける事が出来そうですが、その際のポイントを見て行きましょう。
落雷の危険度が高いのは開けた場所
雷の性質上高い木や鉄塔に落ちると言う物があります。
これは誰でも子供の頃に聞いた事があると思いますが、確かに落雷と言う意味では順次高い所に導かれるように通電します。
しかし、意外な事に落雷事故のデータを見ると、ゴルフ場やグラウンドなど非常に開けた場所で被害に会う方が多いです。
これは実に落雷事故の半数以上の割合を占めている物で、まず雨が降ってきてそれに対して雨宿りしている時に落雷に会うと言う事が判明しています。
確かに雨宿りに関しては大木の下に移動したりするのが通例ですが、雷を伴う雨の場合これは非常に危険な行為と言う事になりますね。
自分がいる場所が上記の様な場所に該当する場合、雨宿りの段階でも注意を払う事が防災の第一段階になります。
他にもあげられる危険な場所として海水浴場、砂浜、屋外プール、堤防、山頂等があります。
落雷の防災は高い物の近くから離れる
とにかく雷の場合高い物が近くにあるとそこに落ちる可能性があるので危険です。
ゴルフ場で行ったら樹木、グラウンドで行ったらフェンスのポール等に真っ先に落ちると思っていた方が良いでしょう。
これら高い物が無くても、自身が居る場所が開けた場所で、且つ頭上で雷が鳴っている時は注意が必要です。
この場合自分にめがけて直接落ちてくる事も多々ありますから、防災のポイントとしては
- 高い物から離れる
- 開けている場所から離れる
まずこの二つをケアする事にしましょう。
一番安全なのはコンクリートの建物の中に避難する事です。
基本的に通電しなさそうな建物の中に入る事が最も安全が高く、次いで車やバス、電車等も落雷の被害をこうむる事が少ないと言えるでしょう。
近くに安全な場所が無いと言う時は、電柱を一つの目安として防災する方法もあります。
ただし、これは確実性が高く無い方法でもありその場合電柱から最低でも5メートルは離れた場所で姿勢を低く保つようにしてください。
雷がどこで発生しているか確認する
国土交通省などが発令する警報の中には落雷注意報もあります。
スマホなどで情報を入手できるのであれば、あらかじめどの辺の区域が危険なのか確認しておくと良いでしょう。
今現在自分がいる地域の上空で雷が発生しているようであれば、やはり最新の注意を払う必要があると思います。
「自分の身は自分で守る」と言う言葉もありますが、落雷に対する防災はそれを痛感する物かもしれませんね。