活用の場に悩む物は送らない方が無難かも
今回は普段とは逆の発想で被災時に送られて来て困った物について書いてみたいと思います。
基本的に震災時に災害地に物資が届く事は多く、他の方の善意の元に成り立っています。
実際現地で物資が不足している中で、生活に活用出来る物が贈られる事は非常に助けになりますが、中には送られて来てもちょっと困る物もあるようです。
被害にあった方への支援は素晴らしい事ですので、今回の送られてきて困った物に関しても「そういう事か」と簡単な面白話として見てもらえると幸いです。
今後自分が送る側になった際には少し思い返してみてください。
手元に届いても困ってしまった物
1、生鮮食品
避難時に食料の確保は重要です。
防災グッズの中に長期間もつ非常食を準備しておくことは必要ですが、逆に物資としてなまものが届くと困る人が多い様ですね。
特に魚介系の物は臭いもあるので、そのままポンと届いてしまうと処理に困ってしまいます。
食料品を現地に送る際には、日持ちのする物で簡易に調理出来る物を選別する方が良いかもしれませんね。
2、使用したままの衣類等
急場を凌ぐために衣類や布団なども基本的に重宝する物です。
ですが、使用済みの物をそのまま送るのは控えましょう。
汚れていたりすると着用するのは抵抗がありますし、状況によっては洗う事も労力となってしまうかもしれません。
被災時にはそのまま着用できる物や、すぐに活用出来る毛布などをチョイスしてあげた方が良いでしょう。
新品で無くとも送る際には一度送る側で洗濯をし、一目で洗ってある物と判別が付く状態で送ると助かると思います。
又季節に沿った物を送る様にしましょう。
冬なのに夏服ばかり届いてしまっても困りますよね、この辺は送れる物と状況を比較してから送りましょう。
3、千羽鶴や寄せ書きなど
気持ちのこもった物としてはこれほどもらって嬉しい物も無いのですが、被災状況によっては置き場や持ち運びに労力を要する事になってしまいます。
頂いても直接普段の生活の中で活用出来る物でも無いので、この辺のアイテムを送ろうと考えている時は一度冷静になってみましょう。
基本的にこのジャンルの物は被災後ワンテンポ置いた後に送る方が良しとされています。
避難生活が落ち着いた後や、日常生活が軌道に乗ったと判断出来た後に送るべき物だと覚えておきましょう。
以上が実際に被災後に送って来られて困った物の一例です。
平常時とは違い、有事の際は生活に活用出来る物が優先度が高くなったり、状況に応じた物を選別して手元に置いていく事になりますから、大きさや量の他にも使用頻度はどうなのか考えると良いと思います。
3.11の際にも日本国中で物資を募り、被災地に送ると言う試みは沢山見られました。
冒頭にも書いた通り、この動き自体は非常に有益な物で、これによって助かった人が多く居たのも事実です。
ポイントは自分が被災したと仮定して、送られて来た物は使用しやすいかを考えて見ると良いと思います。