エアコンを自分で設置する時や洗浄の際は特に注意が必要
暑さが本格化する夏場に、エアコンによる火災が増えるとして、NITE=製品評価技術基盤機構が注意を呼びかけています。
製品事故を調査しているNITEによりますと、去年3月までの5年間にメーカーから報告されたエアコンの事故は323件で、このうち8割を超える269件が火災となっていて、7月から8月が3割を占めています。
エアコン火災の主な原因は
火災の原因の多くは、自分でエアコンを設置したり取り付け直したりした際に、電源コードを延ばそうと別のコードとつなぐ改造や延長コードを使用したケースで、接続部分が異常に発熱し出火したということです。
また、洗浄した際に洗浄液が蒸発せずにエアコンの内部に残ることで放電を起こし、火災になったケースもあるということです。
事故を起こさないために気を付けることは
NITEによると以下の通り呼びかけています。
[事故を防止するための主な注意事項]
■電源コード類は改造や不適切な修理、接続を行わない
エアコンの洗浄を行う際は、購入店またはメーカーの修理窓口に相談する■製造から長期間経過した扇風機は、就寝時や人がいない場所では使用しない
■焦げくさい臭いや異音、異常な振動がある、動作が不安定になる、部分的に熱くなる等、平常時と違う様子がある場合は、使用を中止して電源コードを抜き、購入店またはメーカーの修理窓口に相談する
これから本格的な夏を迎えるにあたって、エアコン及び扇風機の正しい取扱い方法や注意すべき事故の予兆を知っていただき、事故を未然に防止するため、今般、注意喚起を行うこととしました。
参照元:独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
http://www.nite.go.jp/
NITEの池谷玲夫課長は「取り付けや洗浄は、正しい知識を持って行うか、専門の業者に依頼してほしい。電源コードが異常に熱かったり、エアコンから焦げた臭いがしたりする場合は、事故の前兆の可能性があるため、すぐに使用をやめてほしい」と注意を呼びかけています。
参照元:[夏場に増加 エアコン火災に注意呼びかけ]
http://www3.nhk.or.jp/
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