機動力に直結する足の怪我
震災後に被災地を歩く際に足の怪我に気を付ける必要があります。
これは頭部に次いで体の部位の中では怪我を負わない様に気を付けたい所になります。
仮に足に怪我を負い歩行が困難になってしまうと、避難やその後の生活にも支障が出ますから普段以上に気を付けたい所です。
特に震災後は瓦礫が沢山出る事も考えら、その付近ではガラスの破片や釘の踏み抜きによる怪我が多発します。
救助作業の最中や、人を探すために歩いている時でも注意が必要だと覚えておきましょう。
実際に東日本大震災の際に足元を保護する方法を実践した人の意見を聞いた事がありますが、破片や釘の他にも水も救助作業の妨げになった事が多かったそうです。
普段なら特に気にもならない水たまりでも、有事の際は足先から体温が奪われていく等注意する必要が出てくるようですね。
履いている靴の種類や形状にもよると思いますが、簡易な物でも良いので足の保護を考えるようにしましょう。
ポリ袋を使うだけで足の保護になる
一番簡単な足の保護方法として、スーパーやコンビニのポリ袋を被せるという物があります。
袋の口側から足を入れて、くるぶしや足首の辺りで縛るという物です。
基本的にビニール袋であれば水を通さないので。これだけでもぬかるんだ場所などの作業では効力は発揮します。
瓦礫などが無い所であればこれだけでも十分かもしれませんが、家屋の倒壊した場所で作業を行う場合は更に釘などをケアする必要があります。
この際は、先のビニール袋で足を保護した後、靴底の裏に固い板状の物を付けましょう。
鉄の板などでは重量により行動が制限されてしまうので、少し厚みのある木製の板などが好ましいです。
週刊誌程度の雑誌をくくりつけるの物良いですし、大事なのは釘の踏み抜きを防止する事です。
そもそもブーツなどを履いていればそれだけで対応しているとも言えますが、夜間の震災でスリッパのまま飛び出した時、靴底が薄手のスニーカーの場合はこの様に靴底を厚くすれば、その後の作業中に怪我をする頻度は少なくなるでしょう。