ニュースで耳にする、噴火警戒レベルって…?
薩摩硫黄島が小規模噴火するかも…?
1月5日、薩摩硫黄島が小規模噴火の恐れがあるとして噴火警戒レベル2に引き上げられました。
気象台の発表によりますと、薩摩硫黄島では火山活動が高まっていて、今後、小規模な噴火があるかもしれないとのことです。
さて、火山活動の指標のひとつとなっている「噴火警戒レベル」ですが、一体どのようなものなのでしょうか。
噴火警戒レベルって、噴火しそうなレベルってこと…?
「噴火警戒レベル」とは、火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」と防災機関や住民等の「とるべき防災対応」を5段階に区分して発表する指標です。
噴火する可能性を示すのではなく、噴火の危険にさらされる地域と対処方法をレベル分けしたものになります。
ザックリいうと、
「噴火するかもしれないから、決められた地域では噴火警戒レベルに合わせて入山規制をしたり、避難してくださいね。」
といったものになります。
そのため、避難や規制の対象や対策方法は、「地域の状況や火山活動状況によって異なる」のです。
噴火警戒レベルごとにどういう対応をするの?
火山ごとに対応は異なりますが、代表的なレベルごとの対応はこのようになります。
噴火警戒レベル | 対象範囲 | 代表的な対応 |
レベル5 | 火口から居住地域まで | 避難 |
レベル4 | 火口から居住地域まで | 避難準備 |
レベル3 | 火口から居住地域近辺まで | 入山規制 |
レベル2 | 火口周辺 | 火口周辺規制 |
レベル1 | 火口内 | 活火山であることに留意 |
火山ごとに設定された噴火警戒レベルについてはコチラ(気象庁へ飛びます。火山ごとの噴火警戒レベルいついて記されたpdfのデータが重いのでご注意ください。)
噴火警戒レベルが運用されている火山ってどこ?
噴火警戒レベルは、38火山(平成28年12月時点)で運用されています。
他にも、監視が必要とされる12火山があり併せて50火山が24時間監視体制にあります。
監視下にある火山はコチラ(気象庁へとびます)
噴火警戒レベルが上がる前から日々備えましょう
地震と同じく、噴火を想定して様々な備えが必要となるでしょう。
ただ、噴火をすると火山灰が降り続ける可能性があるため、地震への備えにプラスして防護メガネと防塵マスクを用意しておくと良いでしょう。
噴火警戒レベルが上がってから慌てることのない様に、今のうちに備えておきましょう!
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参考記事:気象庁
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