冬場の意外な火災原因に注意する
冬場の火災原因の中には予期せぬところから出火する物も多くあります。
中には冬場に限っただけでは無い物もありますが、先ず気を付けたい火災の原因として暖房等の電化製品が挙げられます。
意外な所では加湿器も火元になる場合が多く、床に直で置いている場合や頻繁に移動させる際に電源コードが断線する事もあります。
似たような所で電気ヒーターや、暖房器具も同じ現象が起こる場合があります。
特に電源コードの断線には気を付けましょう。
その状態で長時間電力を使用すると、断線部から火花が出て火災に繫がってしまいます。
レンズの役割を果たす収斂火災に注意を
屋内の火災で割と多いのが、期せずして日光を一か所に集積した結果火事が発生してしまう収斂火災の存在です。
小学校時等にも虫眼鏡を使って一か所に光を集め、その熱で紙などを焼いた事があると思いますが、それと同じ現象が起きてしまうわけです。
気を付けたいのが一定の条件下では水の入ったペットボトルや、壁に貼る無色透明の吸盤でも同じ事が起こる様です。
特に木製の机の上にペットボトルが置いてあると危険度が高く、光の集束先に燃えやすい物があると要注意ですね。
段ボールや新聞紙等が燃えやすい物の代表格です。
似たような物で鏡や金魚鉢でも火災が発生した事例もあります。
夏場に比べて何故冬場の方がこの手の火災が多いのかと言うと、それは太陽の高さに関係があります。
夏の方が太陽が高く、対して冬の太陽の方が位置が低い分部屋の中まで日光が届きやすいからなんですね。
イメージして見ると、確かに気温は夏の方が高いですが、日の光そのものは冬場の方が鋭い感じがしますね。
ペットによる火災も発生します
屋内で飼っている犬や猫などの動物もなんだかんだ言って暖かい暖房器具が大好きです。
特に猫はこたつを始め、ヒーターの前を陣取ったりしますね。
愛らしく微笑ましい光景ではありますが、動物である以上飼い主の想像の斜め上を行く行動を取る事もあると言う事を覚えておきましょう。
新聞紙を巻き込んで暖房器具の近くに行くかもしれません、ハンカチやスカーフなどを持って行って結果そこから暖房の熱で火災が発生する事も考えられます。
出来れば留守中でもペットは放し飼いにすることは避ける方が賢明ですね。
他にもペットが押しやすい電化製品のボタン等があれば、コンセントを抜いて外出するようにしましょう。
このように、冬場ならではの屋内火災と言う物が少なからず存在します。
事前に気になる箇所は確認をして、火事に対する防災を行っておくようにしましょう。
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