夏本番で多発する水難事故
2016年7月も連日猛暑が続いています。
一説にはラニーニャ現象の影響で、過去最高の気温を記録する可能性もあるんだとか。
この記事を書いている時点では、西日本と九州地方の梅雨は明けましたが、関東に関してはまだ発表が出ていない状況です。
これから梅雨が明けて夏本番となると、レジャーで河川や海に出向く機会もグッと増えるでしょう。
今回は、その中で河原で起こる急な増水に関する記事を書いてみたいと思います。
毎年耳にする河原での事故
毎年夏のシーズンには水難事故のニュースを耳にしますが、とりわけその中でも多いのが河原での水難事故になります。
次いで海での事故がありますが、割合としては河原が水難事故全体の50%以上も占めると言われています。
川で泳いでいる最中に流されたり溺れたりするケースが多いですが、河川の場合箇所によって流れが違うと言う点があります。
もう一つは、川底は一定では無く、場所によって急に深くなったりもします。
この二点が直接事故に繋がる事は大きく、一見緩やかな流れに見える川でも中ほどまで行くと立っていられない程水の流れが急だったりもします。
そこで深みにはまってしまうと、一度浅い所まで行くのも難しくなってしまい、そのまま下流まで流されてしまう事が多いんですね。
海でも似たようなケースの事故は起きますが、川の場合、はた目には危険な場所が判別しにくいと言う点が挙げられると思います。
急な増水には注意!中州から避難を
全国の少し大きめの河川では、毎年急な増水に対して中州に取り残されてしまった家族のニュースを目にします。
レジャーでバーベキュー等を楽しんでいる内に、気が付くと増水によって完全に分断された中州に取り残されてしまうと言う物です。
実は上流からの急な増水はものすごい勢いで、あっという間に先ほどまでの様相を大きく変えてしまいます。
川下で天気が晴れていても、上流で豪雨が起こると一気に水量が増すことになります。
結果的に避難するよりも早く川が増水し、中州に取り残されてしまうんですね。
川の水難事故の対策は
幾つか事前に対策しておく事で、ある程度防ぐ事が出来るのも川の水難事故の特徴です。
対策と言うよりは情報収集と言った方が正しいかもしれませんが、先ずは該当する河川が過去に急な増水により事件・事故が発生した事ないか調べてみましょう。
もし過去に大きな物が発生していた場合、立地条件が水難事故を招きやすい場所の可能性があります。
あらかじめ目星を付けて、危険そうな所は避けるのが一番の対策だったりします。
現場に到着した後では、付近に増水注意などの看板が無いかチェックしてみましょう。
過去に事故などが無くても、そこは頻繁に増水が起こる場所かもしれません。
後は常に天気の動向には気を配る様にし、崩れて来たと思ったら即時避難行動を起こす事を事前に皆で共有しておきましょう。
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