災害発生直後にNGとされる行動
防災の観点から見てもやはり大地震は発生後に複数の要因により二次災害に繫がるケースが多いです。
天災の中でもそれだけ注意が必要な物とも言えますが、今回は災害後に好ましくない行動を列挙してみたいと思います。
- エレベーターを使わない
- 電気のスイッチには触れない
- ライターや着火マンを点火しない
- 下がってるブレーカーを上げない
- 避難に際して自動車を使わない
- 電話は極力使わない
- 屋内は裸足で歩かない
- 救助活動は独りで行わない
まず箇条書きにするとこう言った項目がNGとして挙がります。
それでは具体的に一つずつ見て行きましょう。
エレベーターは使用しない
地震発生直後はエレベーターを使用するのは控えましょう。
乗る時に動いていても、その後止まってしまう可能性もあります。階下、階上への移動は極力階段を使う様にしましょう。
電気のスイッチは通電する可能性が有り
大きな地震発生後は電気の回線等もダメージを受けているかもしれません。
そこで暗いからと言って、照明のスイッチを押すと通電する事がありますので、極力スイッチは触れない様にしましょう
ライターや着火マンを点火しない
上記の電気回線と同じく、ガス栓もおかしくなってる可能性があります。
ガスの場合はまだ臭いで判別が付くかもしれませんが、もし漏れていると火を点火した瞬間に爆発の恐れがありますので控えましょう。
下がっているブレーカーを上げない
スイッチの項目と同じですが、ブレーカーを上げると漏電していた場合そこから火災に繫がる可能性があります。
ブレーカーは震災後下げる事が定説ですが、上げるのは時間を置いてからと考えておきましょう。
自動車を活用しない
遠方の身内や友人の安否が気になるのは分かりますが、すぐに車に乗って出かけるのは控えましょう。
理由としては、渋滞を引き起こす要因になり、消防車や救急車と言った緊急車両が通れなくなる可能性があるからです。
電話は極力使わない
なるべくなら直後の電話の使用は避けたい所です。
3・11の際の時も経験した人はいると思いますが、回線がパンクして不通になってしまいます。なるべくはSNS等別の手段で連絡を取りましょう。
屋内は裸足で歩かない
ガラスの破片や壊れた物で足を怪我する可能性が高いです。
怪我の内容によってはその後の避難にも差支えが出てきますので、スリッパやスニーカーを履いて屋内を家の中を移動しましょう。
救助活動は一人で行わない事
これは、二次災害に巻き込まれる可能性を示唆しています。
可能であればやはり専門のレスキューが到着するまで待つのが望ましいですが、急を要する場合は近所の人に手伝ってもらう等効率良く確実な手段を選択しましょう。
こうして見ると半分は状況に応じてと言う側面もありますが、一度に皆が行動を取ってしまうとその後の救助にも支障をきたしそうな項目が散見されます。
有事の時こそ譲り合いの精神を持っていたい物ですね。