ペットを避難所に連れて行く事の是非
以前当サイトの中でも、有事の際にペットを連れて避難所に向かう事について記述しました。
→ペットと一緒に避難するための事前防災準備3選
東日本大震災後に、こうしたペットを避難所に同伴することは様々な観点から見直しがされました。
飼っている人からすればペットも立派な家族です。逆に、世の中全ての人がそうした事に寛容なわけでもありませんね。
中にはアレルギーの人もいますし、全員が好意的ではないと言う事は普遍の事と覚えておきましょう。
熊本地震の避難所ではペットのトラブルも起きている
避難生活が長期化の様相を呈すると、それに比例してペット同伴の避難者は肩身の狭い思いをする様です。
短期間であれば、周りの人も多少の事は我慢できるが・・・。と言った所でしょうか、どうしてもペットのトイレ問題に始まり色々な場面で顔をもたげてきます。
特定の場所以外でおしっこをしてしまい、顰蹙を買ってしまったが故に避難所に居づらくなるケースもあるようです。
参照:http://news.livedoor.com/article/detail/11452434/
「同行避難」が認知されて来たとは言え、有事の際にはまだまだ敬遠される事が多いと言う事です。
今後の震災時にも生かせる対応を考える
世界的に見ても避難の際にペットを連れてくる事はおかしな事ではありません。
長年連れ添った家族と見ればやはり離れるのは心が痛む飼い主が殆どでしょう。
今回のケースでは、避難所に入れず車中泊を余儀なくされ、犬も熱中症になるケースも出ている様です。
気を使いあらかじめ避難所を敬遠する飼い主の人も多いと聞きました。
特に熊本は動物愛護に定評がある地域でしたが、改めて震災時にペットにどう向き合うかが浮き彫りになったと思います。
日本における今後の震災時に生かせる対応を考える必要がありそうですね。
現状よりもペット同伴を寛容に出来る対策を地域ごとで考えて行く事も大事だと思いました。
飼い主側でも事前準備を万全に
一番大事なことは飼い主サイドも事前にペットも含めた防災の準備を進めておく事です。
トイレマナーをしつける事や、極力吠えない様にしつけておく事が大事ですね。
必要な物資は、事前にストックしておくことも重要です。
やはり家族の一員であれば、他の皆と同じくペット用の備品も持ち出せるように事前に準備をしておきましょう。
救援物資の問題や避難時の体調の問題等他にも解決すべき事は沢山ありますが、そうした中の一つにペット同伴について今回も考える必要が有ると言う事だと思います。