頭上から食器が落ちてくるのを最大限防ぐには
良くある防災の方法として、食器棚に何かしら対策を施しておく物があります。
少し見栄えに難はありますが、それこそ食器棚が勝手に開かないように紐で縛って置く等の対策が有名です。
今回ご紹介する防災情報はそれ以前に食器のしまい方を一工夫する事で、最終的に棚から落ちてくる被害を最小限に抑えるための物です。
皆さんは普段洗い終わった後の食器をどの様な形で棚に戻しているでしょうか?
もっと簡単な言い方をしてしまうと、普段食器棚の中でどの様に重ねて置いてあるでしょうか?
おおよそ一般的な食器の置き方としては、下から順にサイズが小さくなる形で積んであると思います。
食器が揺れ動くのを最小限にする置き方
実は、食器の置き方は下から順に「中」「小」「大」の順番で置くことが望ましいです。
これは地震の揺れに対して、重ねてある食器に振動が伝わる面積を少なくすると共に、それらの安定性がぐっと向上する置き方なんです。
2015年8月8日、TBS系列テレビ番組「ジョブチューン」でも紹介されていましたが、この実験を見ると一目瞭然です。
動画内3分30秒位にこの話の実験が出てきますが、こうして見ると置き方一つで安定性がかなり違う事が分かりますね。
地震の震度や揺れの向きなども関係してくると思いますが、この様に置くことで食器棚からお皿やお椀が飛び出してくるのを最大限防ぐことが出来そうですね。
もし地震が起きた際にキッチンに居た場合は、危険度として火の管理と並んで食器が直撃するかどうかと言う事態があります。
頭部に怪我を負ってしまえばその後の非難行動にも制限が付いたも同然です。
この様に下から中、小、大と食器を置くことで、最初に行動するための時間稼ぎが出来ると覚えて置きましょう。