特異な状況下で危険に直面するケース
季節や天候、その他様々な状況が重なると思いもよらぬ形で危険に直面する災害もあります。
原因は一般的な物でも被害を受ける過程で人為的な要因等が大きな割合を占める物です。
今回はそうした特殊な被害にあう事の多いケースを幾つか紹介してみたいと思います。
冠水や増水時に様子を見に行く
大雨によって河川の氾濫や、冠水が起きる事があります。
毎年夏になるとニュースで目にする事が多いと思いますが、様子を見に行くとそのまま事故にあうケースは意外に多い物です。
特に多いのが田畑の様子を見に行き、そのまま増水した川に流されてしまう等の被害ですね。
高齢の方に多いと思われますが、足を滑らせたりしてそのまま被害に遭うと言う事は気を付けましょう。
心理的にどこかで「自分は大丈夫」と思っている場合が殆どです。
又、普段から通いなれた自分の庭みたいな場所ですから、多少の危険はケア出来るとお思いでしょうが事故に遭わないために警報や注意報が出ている際は家から出ない方が得策です。
田畑に限らずビル等でも、地下に水が入って来たからと行って見に行くのも同じく危険です。
非日常な状況であるが故にどの様な危険が潜んでいるか分かりません。
川の増水時に中州に取り残されないようにする
上記と同じく毎年夏には起こる事故ですが、バーベキューやキャンプで河原に居た際に起こる物です。
上流で降雨等があると、川は一気に水位が上がります。
その速度は往々にして人のイメージを上回るので、気づいた時には中州に取り残されて救助を待つ事になったりします。
救助されれば良いですが、流されたりして水死してしまうケースも多いです。
対策としてはラジオなどで常に今いる付近の降雨の状況を確認しておくことや、少しでも天気が悪くなってきた時点で避難準備を進める様にしましょう。
そして周りの人にも等しく非難を進めましょう。
降雪時の車内一酸化炭素中毒事故
冬に起こるケースの事故として、車中にいたまま一酸化炭素中毒に陥る物もあります。
これは、積もった雪が車のマフラーを塞いでしまうと排気が出来ず車内に一酸化炭素が充満する事により起こります。
寝入っているとそのまま死に至るケースもあり、今現在はそんなに高く雪が積もっていなくてもその後積もってマフラーを塞いでしまう事もあります。
確実な対策としてはエンジンを切る事ですが、暖房を効かせられない場合は寒さ対策も必要になってきます。
状況に応じる必要のある雪害と言えますが、大雨注意報などと同じ大雪が降る事が分かっている場合は家や会社から出ないと言う方法が得策です。
山中などで雪により車中で身動きが取れなくなってしまった場合は携帯電話などで早めに家族や知人に助けを求めておきましょう。
[関連記事]
川の防災情報が多く検索されている話し