地震予測の高い的中率
数ある自然災害の中で地震は近年割とその発生日時と発生個所を推測できるようになってきています。
地震に対する防災が進んでいる日本ならではの高度な技術がありますが、各メディアでも話題の東大名誉教授村井俊治氏の予測はつとに有名な物があります。
土木工学者でもあり元々は測量に関しても知識が深い村井教授ですが、数々の書籍執筆やその地震的中率も話題ですね。
ウィキペディア-村井俊治–
村井教授の地震予測はGPSを使用
村井教授の地震観測の手法は主にGPS観測を主としています。
これは、全国1300箇所近くに設置されている電子基準点をGPSを使い測定し、一定の期間の基準点の数値の高さから地震の有無を予測している様です。
実は地面は平時にも僅かに動いていますが、一般的にはその数値は一週間で1,2センチ程。
それに対し、数値が高低含めて4センチもふり幅があるとそれは地震の前触れと言う事になるようです。
直近だと都内でも大きな揺れを観測した9月12日の地震も的中させました。
この時はその数日前の6日にテレビ番組内でこの予測を公開しています。
本人の意見としてはこの様に地震予測を公開する事は非常に苦しい思いがあるようで、外れた際には一気に信用が失墜する事にもなるからです。
地震は来ないに越した事がないですが、この様にある程度事前に確度の高い情報が得られれば防災としての効果は非常に大きい物があるのも事実です。
地震予測に対しての反論もある
極論地震大国の日本は通年何かしら揺れていると言っても過言ではないでしょう。
ここで私が「一ヶ月以内に震度3前後の地震が来る」と明言してもそれは現実になる可能性が高いですね。
これは震度3前後と言えば震度2~5位まではふり幅が持てますし、場所も明言していないので結果だけ見たら「当たった」事にある可能性は高いわけです。
村井教授に限った話ではなく、昔からこの手の話はありました。
そこから派生して、村井教授の地震予測の結果に対しても反論する地震学者の方がいるのも事実です。
見解は人それぞれありますが、特に専門家の方の見立てでは細部に関して違うと思う部分もあるんだとは思います。
しかし、現在村井教授の地震の的中率は80%と言うデータもあるようで、個人的には十二分に参考にさせて頂く価値はあるかなと思いますが。
月額制ではありますが、メルマガ上で細かい地震予測のデータを公開しているのも大きいと思います。
地震予測は今後も発展していきそう
村井教授と双璧をなす感じで有名なのが早川氏です。
ネームバリューもあり、地震予測で検索をかけるとこの二名の苗字がサジェストで表示されますね。
早川氏の詳細なども別の記事で書く予定ですが、テレビ番組や動画を見ていると地震の予測に関しては今後も技術がアップしていく気がします。
3.11を受けて国民の防災に対する意識は大きく変わったと思いますが、特に地震に関しては良い意味で過敏になっている昨今、地震予測の正確性が増していくのは良い事だと思います。
今後も両名の情報を始めとして、地震予測の研究が進んで行くと、最終的に情報を受け取る私たちも防災の確度が上がると思います。