多発するエレベーター事故
災害時等に機能しなくなる等エレベーターにまつわる逸話は枚挙に暇がありません。
震災に限らず、ここ最近は日本だけでなく中国や韓国でもエレベーター事故は頻発しています。
その一部始終を収めた動画が翌日以降にネット上で散見される事も多いですが、昨日も北海道で37歳の女性が命を落とす事故があったばかりです。
普段何気なく使用しているエレベーターも、一歩間違えると危険な事態になると言う事を知っておいた方が良いでしょう。
エレベーターの構造を思い出して見る
基本的にエレベーターは安全面を考慮して作られています。
あらゆる状況を想定して、事前に対策は取られた上で作られていますが、そもそもエレベーターの構造を踏まえて考えて見るとそこには危険もはらんでいます。
エレベーターは昇り降りする物です。
特定のスペースの中にワイヤーなどを使用してボックスが行き来する物ですから、その単純運動の中に巻き込まれてしまうと一気に大けがに繫がります。
最悪命に関わる事も多々あると覚えておきましょう。
あくまでいつも通りに使用している分にはこう言った問題に巻き込まれる事は稀だと思いますが、怖いのが故障等で停止してしまった時です。
階と階の間で止まってしまった場合は要注意
シンプルな事ですが、一番怖いのは中途半端な所でエレベーターが止まってしまった時です。
どこかの階層に停止していた際に故障により停まってしまった際はまだ良いのですが、階層をまたぎ、ドアが開いた状態で上か下かにスペースが見える際は危険です。
誰でも長時間閉所に閉じ込められるのは良い気がする物ではありません。
早く脱出したいからと言って、よじ登るないし体をくぐらせる形でエレベーターと各階の間に身を滑らせるのは避けた方が良いでしょう。
その身をくぐらせてる最中にエレベーターが動き出すと、体が挟まれ無事では済みません。
いつ動き出すかは判断がつきませんし、故障によりその後自動で動き出す事が無いとは言い切れませんね。
特に怖いのは誤作動より一気に降下、上昇する事です。
身をくぐらせている状態では咄嗟に逃げる事ももちろん叶いませんから、はっきり言ってお手上げですね。
犬のリードや長い物に気を付ける
危険はペット等の動物にも等しく及びます。
特に気を付けたいのが、マンションのエレベーターなどでリードを付けた犬と一緒に乗る時ですね。
この際も、ドアが閉じる際にリード越しに犬だけエレベーターの外に残されてしまったら上昇、下降した際に首に大きな力が掛かってしまいます。
リードを付けた犬と一緒に乗る際はちゃんと犬とリードがエレベーター内に入った事を確認した上で、ドアを閉じる様に意識しましょう。
他にも、長い鉄製の棒などでも同様の事故は考えられます。
一部がエレベーターの外に出たままと言う状況は避ける様にしましょう。
一連の事故は他の事に気を取られている際に起こる事が殆どなので、今回ここで書いた様な状況の際には普段よりも意識を向ける様にしましょう。