どのタイミングで避難を開始するのか
大きな災害後は避難する事になります。
特に大地震があった後は、状況判断を効率良く行い、家族も含めこれからどうするかの決断を下さなければなりません。
このサイトでも防災や避難に関する記事は幾つも書いて来ましたが、実際に震災に直面するとどう動いて良いか分からなかったと言う体験談も目にしました。
それでは今回は避難を決断するタイミングや、それに付随する情報を書いてみたいと思います。
一番大事なのは情報
防災グッズの中にも手動で充電できるラジオを持つことをお勧めしましたが、何故ラジオが大事なのかと言うと正確な情報を得るためです。
3.11の時もそうでしたが、特に被災地に関してはテレビを始めとしたメディアの情報を入手する事は非常に困難になります。
復旧するまでの数日間は鮮度の高い正確な情報を必要としますが、それが手に入りづらいと言う状況は深刻な物です。
この事からも分かる様に、震災直後から一番必要になるのが「情報」なんですね。
一番怖いのは間違った情報に沿って行動してしまう事です。
流言飛語に惑わされないようにする事と、近接者の中からも噂話の類の情報が耳に入ってきますが、可能な限りテレビやラジオで情報を精査するようにしましょう。
SNSを上手く使う
浸透した感のあるSNS=ソーシャルネットワークですが、有事の際は使い方一つで非常に役に立ちます。
東日本大震災の時もそうでしたが、災害後は携帯電話を始めとした一般の電話回線は混線により繫がりにくいです。
かく言う私も当時都内にいましたが、田舎の両親が心配してはいけないと思いスマホから電話しましたが一向にかかりませんでした。
最終的に街中の公衆電話からかけて繫がりましたが、揺れが収まった後数時間後の事でした。
その際に世間で活躍したのがfacebookやtwitterでしたね。
ネット回線さえ生きていればリアルタイムで情報をやり取りできるので、自分のアカウントで無事と言う事を投稿しておくだけでも大分違います。
電話がつながらなくても特定の人のアカウントを見に行けば無事かどうかも判別がつきます。
最近ではLINEが主流だと思いますが、この手のアカウントを持っている人は率先して活用する事で効率良く情報を得る事が出来ると思います。
一点気を付けるべきは、信憑性の無い情報に踊らされないようにする事です。
即効性のあるソーシャルネットワークですから、大多数の人が様々な情報をアップします。
中にはデマも過分にありますから、不正確な情報に踊らされない様に注意しましょう。
自分や家族の怪我を確認する
避難の前に先ず確認する事は自身に怪我が無いかどうかです。
特に一見して何も外傷が無いと感じていても、ガラス片等で衣類の下は裂傷していると言う事もあります。
全身くまなく痛みや違和感が無いか少し時間を取って確認してみましょう。
近くに家族が居た場合は自分と同じく怪我が無いか確認します。
上記と同じく、外傷が無いだけでなく衣類の下の裂傷、打撲、骨折などが無いか確認し避難に臨みましょう。
避難経路の確認
自身と家族の無事が確認できたら次に行う事は避難経路の確保です。
自宅に居た場合は、火の元の確認を行い問題が無ければ避難場所に通じる道も安全かどうか確認しましょう。
その後避難経路は安全に通れるかどうか、この辺の情報をラジオなどで入手したいところです。
海沿いの地域であれば津波の心配もしなければいけません。
場合によっては迅速に避難する事が望ましい場合も多々ありますので、やはり普段から防災グッズをまとめておいて直ぐに飛び出せるぐらいの気持ちで居る方が安全と言えるでしょう。
この様に避難するタイミングと言うのは一概に詳細を教示出来ないケースバイケースです。
確実に言えるのは、普段から防災に備えておく事で効率良く対処できると言う事です。