気をつけて!冬場の火災は広がりやすい

火災が多い冬場は火の元に要注意!!

冬の乾燥する時期は火が出やすく燃え広がりやすい要因が沢山あります。
昨年末には糸魚川大火があり、つい先日はアスクルの物流倉庫や東京都中野区の住居が6棟燃えるなどの火災がありました。

日本の住宅街は家と家が近接している上、古い町並みでは消防車などの大型車両が入り込めないほどの細い道路だったりします。
そのため、一度出火すると一気に燃え広がり被害が拡大してしまいます。

危険な火災を未然に防ぐために、出来ることからはじめてみましょう!

放火を防ぐ

放火を未然に防ぐには、「放火させない環境」が重要で、その原則は「家の外に燃える物を置かないこと」です。
例えば、車やバイクのカバーは難燃性か、物置にはカギをかけているか、家の周りに燃えやすい不用品などを置いていないか、などです。

他にも、家の周りに街灯が少なければセンサー式のライトを設置して人が近づくと明るく照らすようにしたり、ゴミの収集日以外でゴミを出さないようにするなどの工夫が放火を未然に防ぎます。

 

家事のなかで出火を防ぐ

キッチンで料理をしているときや、アイロンをかけているときが要注意です。
特に、揚げ物を調理しているときに油を熱しすぎると発火の原因となるため、絶対に火の元から離れずに気を付けて調理をしましょう。
また、アイロンは衣類の上にコテを当てたまま放置してしまうと発火の原因になりますので気を付けましょう。

他にも、早く乾くからと言ってストーブの近くに洗濯物を干すことは大変危険ですので1メートル以上離すべきでしょう。

とにかく、熱源に燃えやすい物を放置しないことが大切です。

 

タバコからの発火を防ぐ

タバコが原因の火災は、喫煙中に寝てしまったり、吸い殻の不始末などの不注意によるものです。
特に、お酒を飲んでいたり、体調がすぐれない時などの喫煙は火災のもとになる可能性が高くなります。

未然に防ぐためには、「灰皿へ水を溜めておくこと」「灰皿に吸い殻を溜めないこと」「寝ながら喫煙しないこと」「吸い殻をゴミ箱へ入れないこと」を守りましょう。

 

ストーブなどの暖房機器からの出火を防ぐ

ガスストーブや石油ストーブはもちろんのこと、電気ストーブも注意が必要です。
ストーブの周りに燃えやすい物、洗濯物、揮発性の薬品などがあると燃え移る危険性があります。

また、就寝時や外出時、給油時は必ずストーブを消して行いましょう。

 

ろうそくや線香からの出火を防ぐ

仏壇や神棚などは木製のものがほとんどで、とても燃えやすいものです。
しかし、ろうそくや線香を使うために火元になりやすくなります。

ろうそくや線香の火が消えたことを確認してからその場を離れる、ろうそく立ては倒れにくい物を使うなど、火災の火元にならないような工夫が必要です。

 

もし、出火してしまったら・・・

出火してしまった時のために、キッチンやストーブを使用する部屋には消火器を設置しておきましょう。
お風呂の残り湯をためておくことも有効です。

また、住宅用火災警報器を設置して初期消火できるように備えましょう。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

地震

  1. エコノミー症候群には気を付けて 災害が発生して家屋が倒壊し、自宅に住めない状況…
  2. パソコンで簡単にわかる!「地盤サポートマップ」が無償公開 いざ地震が起こったときに、被害を少しでも…
  3. 日本で自然災害や地震が少ない都道府県はどこ? 日本に安住の土地はあるのか…!? 災害のニュースを…
  4. 野菜を食べたい… 災害時、備蓄や配給の食事では野菜不足によって栄養バランスが崩れ、体調不良に陥るケ…
  5. 大阪市営バス
    助け合いの精神を感じる素晴らしい活動 本日SNS等で話題になっているキーワードに「大阪市営バス」と…

ピックアップ記事

  1. 簡易トイレの作り方

    2015-10-8

    避難時簡易トイレの作り方

    断水や被災で水洗トイレが使用できなくなった時の対処法 災害時にライフラインがス…
  2. 地震保険

    2016-2-11

    万が一のために加入しておきたい地震保険

    地震に備えられる地震保険 火災が起こると建物や家財に大きな被害をもたらすことがあります。 金…
  3. 標語

    2016-3-8

    防災標語のおさらい

    防災にまつわる様々な標語を考えて見る 防災に関する標語は色々な物があります。 日本は避難訓練が盛…
ページ上部へ戻る