防災グッズのリストを作成しましょう
当サイト「防災データベース」の中でも防災グッズに関する記事は複数書いてきました。
震災時にこれは用意しておいた方が良いと言う物、避難時に役立つ物など様々ですが3.11以降ネット上でも検索すると防災グッズにまつわる情報は手軽に入手できるようになりました。
そこで一旦防災グッズの中でも用意するのに優先度が高い物をピックアップしてみたいと思います。
これは有事の際に活用するシーンが多いと想定できる物と、実際に被災した人の意見等も加味して出した物になります。
これから防災グッズを準備すると言う人も、リストを作る等参考にしてみてください。
1、飲料水は多めに用意しておく
防災グッズの中で最も重要な物として飲料水があります。
被災し、その後ライフラインが停止してしまうと水道も使えない状況があるわけです。
洗濯、トイレ、お風呂等生活シーンの中でいかに水が大事か分かると思いますが、何といっても有事の際には人が摂取する水、つまり飲料水が確保できないと健康上も問題が発生しますね。
あらかじめストックとして用意する防災グッズの中には大量の飲料水を入れておくことは厳しいですが、有事の際に水が必要になる事は確かなので準備しておきましょう。
一説には大人一人が一日消費する水の量は3リットルとも言われています。
家族も含めるとなかなか膨大な量になると思いますが、在宅避難時に活用出来る様に家の中にストックしておくと安心です。
2、長期保存の効く非常食
飲料水に次いで重要な防災グッズは非常食です。
食料は生命にも直結する大事なファクターですので、可能な限り用意しておくことをお勧めします。
いざと言う時に荷物が重くてすぐに避難出来ない様では困りものですが、数日分の非常食を用意しておくと安心だと思います。
非常食と一言で言っても様々な物がありますが、基本は缶詰などの長期保存が効くものが良いです。
インスタント系の物も良いですが、これはガスや水道が止まってしまっているとお湯を沸かす事も難しくなってしまうので活用出来ないシーンも出てきます。
その点缶詰は缶切りさえあればその場で直ぐにでも口にする事が出来ます。
缶切と合わせて用意しておきましょう。
3、夜間の光源を確保するための証明器具
実際に被災した方の意見で多かったのが、懐中電灯やろうそくなどの明かりに関する防災グッズです。
電気の供給がストップしてしまうと夜間の生活には支障をきたします。
簡易的な所でろうそくでも十分に対応できますが、それとは別に簡易ランタン等でも使用できる懐中電灯も準備しておきたい所です。
→ペットボトルと懐中電灯で作る簡易ランタン
余談ですが、震災後に暗闇で作業をする際には懐中電灯よりも頭部に装着できるヘッドライトの様な物の方が融通が利きます。
これは両手をフルに活用する事が出来るので、効率が良いとされていますね。
又、一般的な懐中電灯を用意する場合、気になるのは電池の残量です。
ここも事前に必要な電池を幾つかストックしておくようにしましょう。
4、災害用簡易ラジオ
正に防災グッズとも言えますが、ラジオは正確な情報を効率良く入手するために必要になります。
震度が大きい地震等ではテレビもつかなくなる事が多いので、その際にもラジオから情報を入手します。
災害の規模、地域、今後の避難の動向などをいち早く入手する事も二次災害防止に繫がる大事な施策です。
これも各メーカーから手動で充電できる携帯型ラジオ等が世に出されています。
→防災グッズにおすすめな手回し充電式ラジオ
特筆すべきはラジオの他にも携帯の充電機能がついていたり、懐中電灯がついている物です。
これはシーン毎に応じて活用も出来るので、一家に一台準備しておくと良いと思われます。
5、結構深刻なトイレ周りの防災グッズ
飲食と同じで排泄も生理現象です。
震災時でも便意はいつも通りやってきますが、断水が起こっているとトイレの水を流す事が出来ない場合も多々あります。
その他にも排水は出来るが水自体が無い場合等も想定でき、そう言う時に活躍するのが簡易トイレです。
これもネットで購入する事が出来、防災グッズに多めに入れておきたい物です。
その他にも簡易トイレをありあわせの物で作る方法と言う物があります。
→避難時簡易トイレの作り方
主に段ボールとビニール袋、後は新聞紙があれば作れるので必要な時はこんな方法もあると思い出してみてください。
以上が防災グッズの中でも特に優先的に揃えておきたい物になります。