隕石に当たって死亡する確率は宝くじ高額当選よりも高い?
昨日インドで話題になったニュースに、落下してきた隕石にぶつかって男性が死亡したという物がありました。
亡くなった男性に関してはご冥福をお祈りしますが、隕石と言う事態なだけにアメリカのNASAも調査に赴く等なかなかに大事になっている模様です。
現時点での調査報告としては、隕石と言うよりは地上で何かが爆発し、男性はそれに巻き込まれて死亡したのでは?と言う見方が強いです。
それに付随して、「では一体隕石に当たって死亡する確率はどのくらいか」と言う内容が注目を集めているんですね。
隕石の落下は予期せぬ災害?
まず隕石の落下が自然災害かと言うと何とも微妙な所ではありますが、正確に予測出来ない物が多くかつ人に被害を及ぼすと言う意味では災害の仲間と言えるでしょう。
地震や火災とはまた違いますが、過去にも世界各地で隕石にまつわる事件・事故は思ったよりも多く報告されています。
代表的な所では、
- 1954年、アラバマ州シラコーガ
- 1992年10月には、米国ニューヨーク州ピークスキル
- 1825年に、インド
- 1827年にも、インド
- 2007年にペルー
- 2013年にロシア中部
ざっと挙げただけでもこれだけの数が存在します。
家屋の天井を突き破った物や、停めてあった乗用車に直撃した物も存在する様です。
インドでの過去の隕石落下にまつわる物は今回の様に信憑性に乏しい物も含まれていますが、落下後の顛末なども含めると毎回ニュースになるような事件ばかりですね。
2014年のロシアに落下した隕石は各方面から動画にも撮られ、その後日本のメディアでも多く放送されていた事から覚えている人も多いのではないでしょうか。
ちなみにこのロシアの隕石落下にまつわる衝撃は広島に落とされた原子爆弾の30倍もあったと言われています。
ご存知の通り隕石の大きさや場所にもよりますが、大昔より地球は何度も隕石の脅威にさらされてきたと言えるでしょう。
実際隕石にあたる確率はどの程度か
本題ですが、隕石に当たる確率はどの程度かと言うと思ったよりも高いと言う印象を受けると思います。
数字のみで換算するとそれは160万分の1と言う物がありますが、これは大きさ等を問わずそれが原因により命を落とす確率です。
比較対象となる物としては、
- 自動車事故に遭遇する確率=90分の1
- 火事=250分の1
- 落雷=13万5000分の1
- 宝くじ「パワーボール」で高額当選する=1億9500万分の1
となっています。
パワーボールと言うのはアメリカの代表的な宝くじですね。
こう言った確率論に引き合いに出される事の多い自動車事故に遭う確率はグンを抜いて高いですが、注目すべきは桁が違って宝くじに高額当選する確率よりも隕石に直撃する確率の方が高いと言う事です。
更に個人レベルでの隕石事故ではなく小惑星の衝突や落下に伴う大規模な物で死亡する確率は7万5000分の1と大分数字上では確率高になります。
こうしている現在も地球は無数の隕石の脅威にさらされていて、観測されている物だけでもその軌道をデータ化するとものすごい映像になります。
よく今まで無事にやってこれたと思うような、沢山の隕石の軌跡が線となったもので、複雑かつ多すぎるそれはまるで地球が繭に包まれたかの様な物です。
太古の地球にも大きな隕石が衝突し、結果的に恐竜などが滅んでしまったと言う説は有名ですが、今後同じような事が起きないとは言い切れないと言う事ですね。
極小の物であれば大気圏通過の際に燃え尽きると言う話も聞きましたが、意外に深刻な話しなのかもしれません。
冒頭でも書いた今回のインドでの隕石落下騒ぎは正式な報道はまだ出ていませんが、仮に隕石に当たって死亡したとなればその脅威はより身近な災害となりそうな感じですね。
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