なには無くとも新聞紙
新聞紙は日常生活において様々な使い方が出来ます。
私がまだ小学生だった頃も、学校の登山行事の際に母親が敢えて余分に新聞紙を持たせてくれたものです。
防災グッズの使用時を想定するでも書きましたが、ただの新聞紙と思う事なかれ、あらゆるシーンでポテンシャルを発揮してくれます。
今回はそんな新聞紙の使用方法の一例を紹介したいと思います。
新聞紙で暖を取る
避難生活が冬の場合、寒さを凌ぐ事が重要になってきます。
手元に有益な暖房器具が無い場合は、新聞紙を有効活用しましょう。
■靴下と重ねて足元の段を取る
靴下を履いた上から新聞紙を一枚ほど巻きつけておくだけでも大分違います。
一見するとゴワゴワして気持ちが悪いかもしれませんが、有事の際はこれだけでも足元を温める事が可能です。
■腹巻として活用出来る
上半身、特に腹部の段を取りたい時はまず新聞紙をお腹に巻きつけます。
これだけでも良いのですが、ラップがあれば更に上から巻きつけておくと暖も逃げずに効率良く温める事が可能です。
■ゴミ袋と合わせて暖を取れる
空のゴミ袋の中に沢山新聞紙を丸めて入れましょう。
その中に足を突っ込むと簡易的な炬燵の様になります。ポイントはゴミ袋で熱を逃がさないと言う事ですね。
■包帯の代わりにする
もし怪我をした場合は患部に包帯の代わりとして新聞紙を巻く事も出来ます。
もちろん応急処置的な意味合いが強いので、様子を見て正規の包帯に変えるのが良いと思いますが、手持ちが無ければ一時的にでも使用しましょう。
■骨折時の添え木代わりに使用する
骨折をした場合は患部に添え木と呼ばれる板状の物を付けるのが一般的です。
避難先で骨折をした場合は、その板代わりに新聞紙束を成形して添え木代わりに患部を固定する事も出来ます。
■布団の代わりや上着代わりにする
思った以上に新聞紙そのものが保温の質が高いので、掛布団の代わりに何枚も掛けて寝たり、上着の代わりに肩口から羽織る等で暖を取る事が出来ます。
上記で挙げた以外にも応用が効くのが新聞紙です。
避難所で折り紙や丸めてボールにして子供の遊具とする事も出来ます。
有事の際以外にもアイデア次第で他の用途にも使えますから、可能であればあらかじめ防災グッズの中にストックとして何束か忍ばせておくと良いですね。