新たに「ひずみ」が確認された地域
先日書いた記事で「ひずみ」に関する情報をまとめた物があります。
参照記事→南海トラフ震源域で「ひずみ」発見
ここで言う「ひずみ」とはいわゆる地震エネルギーが蓄積された地盤の事を指します。
先に見つかったひずみは、やはりと言うか南海地方を中心とした物でした。
今回新たにそこ以外にもひずみが見つかったと言う事で、日本列島を取り巻く地震の脅威はいまだ継続中と言う状況です。
山陰地方や四国にもひずみがある
京都大防災研究所の西村卓也准教授の発表によると、山陰地方、四国地方、近畿地方、南九州にもひずみがあると言う事が判明したようです。
主にGPSのデータを元に解析された情報の様ですが、25日に公表されました。
そもそもひずみとはプレートがもう片側に沈み込む際に発生してたまるエネルギーです。
ある意味直接的な地震の引き金になり、ひずみがある地域は注意が必要です。
今回の地域に関しては、そのひずみが溜まりやすい地域として、以前よりデータを観測してきた地域になるようです。
引用させて頂きますと、
- 山陰の島根県東部から鳥取県にかけて
- 四国の中央構造線断層帯沿いや高知県東部
- 近畿の和歌山市周辺や淡路島から神戸、京都を通り福井市付近にかけての帯状のエリア
- 九州の鹿児島県北部から宮崎県南部にかけて
- そして熊本地震の震源域になった布田川(ふたがわ)、日奈久(ひなぐ)の両断層帯付近など
上記が今回名前が挙がった地域です。
ひずみと地震発生率の関係は正確か
現在ひずみと地震の発生率は確かな物か等の研究は進んでいます。
過去の事例で言うと、1923年以降のマグニチュード6以上の地震をフィーチャーすると、いわゆる「ひずみがたまりやすい地域で発生している」との見解の様です。
一概にひずみがあった地域ですぐ地震が起こるとは言い切れませんが、今後は内陸部での地震予知の研究にも生かせるとの情報もあります。
24日発表された、南海トラフ大地震に関係すると思われるひずみの情報に関してはネット上でも様々な意見が噴出しました。
やはり、現在警戒すべきとされている地震だけあって、不安を感じる人が多いと言う事でしょう。
現在、伊勢志摩サミットが開催されていますが、そこに地震がぶつかる可能性が高いと言う情報もあります。
現実には南海や東海だけでなく、やはりどの地域に住んでいても警戒は怠らない方が良さそうと言う事になりますね。
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