未曾有の大災害が襲うと思われている国と地域
パニック映画と言うジャンルがあります。
何かしらの脅威から逃げ惑う人々を描いたジャンルですね。
主に虫やウィルス、そして何かしらの自然災害をモチーフに扱う内容の物が多いです。
特徴としては恐怖の中で見られるヒューマンドラマや愛、何かに追われる恐怖と言う本能の根底にある恐怖を表に出した物がパニック映画だと言えると思います。
実はここ数年の調査で、パニック映画の様に大規模な災害が起こる可能性が高い地域に関して幾つか目にする様になりました。
災害の種類や規模などはそれぞれだと思いますが、本当に映画の様に沢山の人々が我先にと逃げ惑う可能性も無きにしも有らずと言う事です。
今回書く記事に関してはあくまで「可能性が高い」と言う物で、地震予知やオカルトでは無いですが、こう言った情報もあると認識しておくと良いかなとも思います。
大元の背景にはそれぞれ科学的な調査の元に出て来た説ですが、真に受けるかどうかの判断はお任せしたいと思います。
1、カリフォルニア州を襲う巨大地震「ビッグ・ワン」
ここ数年日本でも南海トラフや首都圏大地震の到来を危惧する情報が沢山出回っていますが、それと似たような物がアメリカはカリフォルニア州にもあるようです。
仮の名称でビッグ・ワンと呼ばれるこの巨大地震は、この先数十年の間に必ず来るとも言われています。
何とも力強く物騒なネーミングですが、これは主にアメリカ西海岸沿いの地域に甚大な被害をもたらすと想定されています。
アメリカ地質調査所の研究では予想されるマグニチュードは8とも言われていて、本当にこの規模の地震が襲ってきたとすると被災地の規模だけでも相当な広範囲になるでしょう。
原因となりそうな断層は二つ存在し、一つは「サンアンドレアス断層」、もう一つは「ヘイワード断層」です。
この調査データに基づき、現在アメリカでは地震予測の研究に巨額な投資をし、地震発生前に警報を発令出来るシステムを構築している模様です。
2、富士山の大噴火
二つ目は日本が世界に誇る自然世界遺産富士山です。
既に知られている事でもありますが、実は富士山は活火山なんですね。
昔は休火山と言われていましたが、ある時を境にこの名称自体を無くそうと言う動きがあった様です。
理由としては、何となく噴火は起きないだろうと言うイメージを持たせてしまうからと言う事ですね。
可能性が0%で無い以上、紛らわしい名称だと言う事もあり結局富士山は活火山として認定されなおしました。
気になる富士山の噴火ですが、現在全国的に見ても火山の活動は活発になっていると言えるでしょう。
御嶽山、阿蘇山、箱根の大涌谷等ニュースでも火山事象の情報を目にする機会が増えました。
富士山もこう言った背景に無関係では無く、昨年日本とフランスが合同で行った調査によると現在噴火の危険性がかなり高い火山と言う事です。
江戸時代には「宝永の大噴火」と呼ばれる大規模な噴火も起こしていますが、どうやら年数的にもそろそろ次の噴火が来てもおかしくないと言う意見もあるみたいですね。
ちなみに宝永の大噴火の際には100km離れた江戸にも大量の火山灰が降り注いだ様です。
もし現在富士山が噴火した場合、首都圏でも大がかりな影響は出そうですね。
3、カリブ海の大津波
カナリア諸島に存在するクンブレ・ビエハ火山と言う山があります。
具体的な年数などは明確にされていませんが、この火山が噴火する可能性も現在非常に高いと言う事です。
懸念されているのはこの噴火そのものではなく、それによって引き起こされる津波の規模の方ですね。
津波と言えばやはり3.11の東日本大震災を想起してしまいますが、噴火の規模や状況によってはあの時よりも大規模な津波が襲来する可能性もあると言われています。
それは海を挟んで遠く離れたイギリスにも到達すると見られていて、予想される速度は時速700kmとも800kmとも言われていますね。
一見カリブ海と言うパラダイスなイメージが付きまとう地域での大災害と言う事で今一ピンと来ないかと思いますが、天災は忘れた頃にやってくると言う事でしょうか。
旅行に行かれる際は要注意ですね。
4、アメリカ東海岸の海面上昇
日本人には馴染みが無いかもしれませんが、アメリカに襲来するハリケーンは時に甚大な被害を及ぼします。
近年ではサンディや2005年のカトリーナが印象に残っていると思います。
この規模のハリケーンが来たあとは街中も水没した映像がメディアで放送されますが、これと同じような結果になると思われているのが東海岸の海面上昇です。
一説には時間をかけて2050年までには主要都市の殆どが水中に没するとも言われています。
実はこの海面の上昇が著しく見られ始めたのが1987年と随分前の事になるのですが、現在年間の海面上昇は0.3mmとの数値が出ています。
この数値自体は他の海洋沿いの地域と比較しても3倍ほどもあり、如何にアメリカ東海岸が過剰な速度で水没しかかっているかが見て取れます。
主要都市の中にはニューヨークも含まれていて、事の重要度が高い事は周知の事実で洪水対策費として巨額の資産を投資しています。
他の自然災害と比較しても突発的な要因は少ないですが、該当する地域に住まう住民の数なども考えると甚大な被害になりそうですね。
5、南米の巨大地震
つい先日も南米の国チリで巨大な震災がありました。
マグニチュードは8.3と見られ、この数値だけ見ても如何に大型の地震だったかが分かると思います。
実はチリを始めとした近隣の国は度々こうした地震の被害を受けていて、日本と同じように特定のプレートの兼ね合いで頻発するんですね。
更に追い打ちをかけるのが津波被害です。
3.11の時の様に、沿岸部では地震後大規模な津波が押し寄せる事もしばしばあります。
南米での地震の原因は環太平洋火山帯と呼ばれる複合プレートが原因で、南アメリカプレートの下にナスカプレートが沈み込むことが地震を引き起こしているとみられていますね。
更にひとつ前の地震はと言うと、2010年にもチリで巨大な地震がありました。
この事から、割と短期間で規模の大きい震災が訪れると言う大変危険度の高い地域でもあるんです。
今後もそう遠くない未来に同規模の地震が起きる可能性は高いです。
地震大国の日本でも防災の観点から学べる部分も出てくると思います。
[関連記事]
この記事へのコメントはありません。