2015年一年間を振り返って見て主な災害を列挙
この記事を書いている時点で既に2015年も終わりに差し掛かっています。
クリスマスを終わり、世相は既に来年に向かっていますが今年一年を振り返って主な災害をまとめてみようと思います。
日本国内だけにとどまらず、世界的に見て規模の大きい物や、被害が大きく日本の各メディアで取り上げられた物も合わせて対象としてみます。
1月オーストラリアで大規模な山火事
オーストラリアのサウスオーストラリア州等で大規模な山火事が発生しました。
40軒近くの家屋と1万2500ヘクタールもの広大な面積を焼きつくした物で、日本のニュースでも目にしたのを覚えています。
象徴的だったのは、その火事によって焼け出された野生のコアラで、全身にひどい火傷を負った姿が映し出されていたのを目にした人も多いのではないでしょうか。
他にも合わせて6引き程のコアラが保護されましたが、現在は治療を受け無事に生活しているとの事です。
直接的な火災の原因は判明していませんが、例年よりも乾燥具合が酷かったようで、森林火災が発生する環境は既にあった事が分かっています。
4月に発生したネパール大地震
4月25日にネパール中部で発生した大地震は実にマグニチュード7.8と言う大きな物でした。
ネパール内での犠牲者が1457人に及び、近隣の国であるインドでも41人、バングラディッシュでも4人が死亡する大惨事となりました。
周辺国の犠牲者も合わせるとその数1500人を超えると言う事で、これも当時日本のニュースで放送をしていたのを覚えています。
政府は非常事態宣言を発令して、世界各国に救援要請を行う等各国の対応も注目される災害となりました。
この地震の余波としてエベレストでも雪崩が発生し、少なくとも18人が死亡したと見られています。
6月箱根大涌谷噴火の予兆
日本からですが、夏に神奈川県箱根の大涌谷で噴火の兆候とも見られる自然現象が観測され、近隣の人のみならず全国的に緊迫したニュースとなりました。
厳密に言うと、小規模な噴火は発生していたと言える様な状態だったらしく、すぐに火口周辺規制のレベル2から危険度の高い入山規制レベル3が敷かれました。
その後も周辺から蒸気が噴出しているのが観測されるなど、事態によっては噴石が降り注ぐ可能性もあり連日テレビでも放送していました。
もともとこの辺りは温泉地と言うか観光地として認知された場所でもあったので、閑散とした地元の様子が印象的な災害でした。
9月熊本県阿蘇山で入山規制
先ほどの箱根大涌谷と一緒で、最終的に入山規制も敷かれる事になった噴火災害です。
今年一年は日本全国で噴火が目立つ年でしたが、昨年の御嶽山に次各県で火山活動が活発しているのは確かな様ですね。
阿蘇山のニュースの場合、非常に高く吹き出した黒煙が印象的でした。
一説には阿蘇山で大規模な噴火が起こるとカルデラと言う地形も手伝い、被害が非常に大きくなると言われています。
本州の方でも富士山噴火を懸念する声もありますが、地震と関連して今後も暫くは目につくニュースとなりそうです。
9月栃木県と茨城県に大雨洪水災害
同じく9月に話題になった災害で、鬼怒川の氾濫による大規模な水害がありました。
住宅街も水位の高い濁流が押し寄せ、屋根の上から救助される人などの映像がテレビでも放映されましたね。
一度流されてしまった犬がその後飼い主の元に戻ってくるなど、ペットに関する災害時のあり方も注目された災害でした。
一説には50年に一度の大雨と言う程の雨量だったようで、自然災害の発生とその威力をまざまざと見せつけられた災害だと思います。
12月北京市でひどい大気汚染
昨今はPM2.5と言う単語を耳にしますが、これは極小の粒子が舞う大気汚染です。
黄砂とも似ていますが、現在でもまだ中国北京市では話題になっている災害です。
メディアの報道では大きなマスクを着用した市民が街中を闊歩している様子が印象的ですが、九州地方を中心に日本にも影響のある災害となります。
主な原因は工場から排出される噴煙ですが、ここまで汚染が進むと呼吸器系を通して人体にも影響があると言う事です。
大きな被害として日本での物はまだあまり挙がっていませんが、今後の動向にも注目です。
いかがでしょう。
ザックリとですが2015年に起きた災害をまとめてみました。
2016年はあまり大きな災害が起こらない事を祈りつつ、防災への意識も忘れずに過ごしたい物ですね。
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